SEを辞めたかった蒲焼さん(31歳・男性・東京都)が転職した体験談です。
仕事内容 | web広告メディアのSEから貴金属訪問買取の営業に転職 |
---|---|
年収 | 360万円から500万円にアップ |
知り合いから誘いを受けたのをきっかけに
20歳の頃より開発会社でプログラマーとして働いていました。
23歳の時に、知り合いから「新しく広告メディアを立ち上げるから、SEとして働かないか?」という誘いを受けたのをきっかけにSEになりました。
ゼロベースでメディアを立ち上げるために要件定義やシステム設計を行い、メディア立ち上げ後もシステムの改修や運用・保守などを行っていました。
「自分たちでサービスを作り上げる」という仕事の楽しさはありましたが、特にブルーオーシャンでは無い業種なので売上もさほどでは無いため給与の額も普通。
勤務時間は多いというマイナスの要素が目立つようになり、ある程度システム側のスタッフも増えてきたタイミングで退職に至りました。
今の仕事も知り合いから話を聞いて
「給与面の不満」と
「仕事内容(主に勤務時間)への不満」が大半を占めていました。
全く別業種に転職しようと思ったきっかけは、仕事で知り合った方と普段から食事などに良く行く関係になり
その方より「貴金属の訪問買取がとても儲かる」という話を聞いたため、興味を持ちました
今の仕事より短い時間で、今の仕事以上の収入が得られるという事については
非常に魅力的に思え、また今の仕事で疲弊する事についても非常に馬鹿らしく感じてくるようになりました。
ただ、そのタイミングでシステム担当者も私以外に増え始めており
私が辞職しても問題無く会社が回ると思えたために辞職の意向を伝え、転職に至った形になります。
月の収入が100万近くになることも
転職活動については、紹介してもらう事が出来たため特に困難などはありませんでした。
システム開発やweb業界は、殆ど平日に時間を空ける事ができず
また夜も遅いため、他社面接や転職活動などは難しいのではないかと思います。
あまり難しい条件は望んでおらず、条件を満たしていたので転職に至りました。
「月収40万」という条件について、簡単にクリアできるという話を聞いたためです。
基本給+歩合給というシステムなので、特に問題無くできると判断しました。
また、終業時間が早いのも理由の一つでした。
良かった事については、成約が多く取れた分だけ給与にも反映されることです。
大きな成約を決めた場合には、一ヶ月の給料が100万円近くになった事もありました。
想像と違った事としては、予想以上に体育会系の職場だった事でした。
過激な行動はしょっちゅうでそういう雰囲気に耐性が無い人にとってはキツいと思います。
なので意欲・やる気が無いと継続して結果を出し続ける事は出来ないのでは無いかもしれません。
前の職場ではベテランでも転職したら新人
紹介という形だったので、そこまで心配があった訳ではありませんが
私の場合は元々の職場での勤務が7、8年ほどだったため、ベンチャー企業にしては古株という扱い。
立場としては割と上だった関係で、何かを上から言われる訳ではなく過ごしやすい環境ではありました。
新しい会社に務める事になれば、当然新入りという扱いで風当たりも強いのではと考えており
30過ぎての一からスタートという事に耐える事ができるかというのが一番の心配でした。
チームに分かれて車で移動、営業色の強い会社
仕事内容の大枠として貴金属を一般家庭から安価で買取り、売却時の差額で利益を上げるというものです。
具体的には、毎朝出社後にチームに分かれて車で地方まで移動し飛び込みで民家を周り「使っていないアクセサリーを売ってほしい」とひたすら決まった地域を回ります。
営業色の強い会社のため結果を出せない人員に対しては非常に風当たりが強く、解雇を宣告される事は無いものの
最終的に自発的な辞職に追い込まれるようになります。
ただ、最低限の結果さえ出す事ができれば業務は楽で、成約さえ取れればサボっていても文句は言われず
また40万程度の給料であれば、基本的なコミュニケーション能力さえあれば特に問題なく稼げます。
「会社の空気」という事も大切に考えるべき
給与や勤務時間を基準に選ぶのも大切ですが、転職する前は、転職先の会社が良く見えてしまうもの。
「会社の空気」という事も大切に考えるべきではないかと思います。
本当に「今の会社では働く事が出来ない」という理由があれば別ですが、なんとなく
仕事を変えてみたいと考えている人には、別業種の転職はあまりおすすめする事が出来ません。