公務員・市役所から転職したい!後悔しない転職先はどこ?

公務員からの転職

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各自治体の地域そのものを良くしたり、住人が安心して暮らせる環境をつくったりする地方公務員、国全体に影響を与える仕事に携わる国家公務員。どちらも使命的な仕事で、なくてはならない職業です。

そんな公務員を辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。

元公務員13人の体験談・口コミも紹介しながら、転職を成功させる方法・コツを解説します。

公務員の転職理由1位は「やりがいがない」

公務員を辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、13人の転職理由を調べました(複数回答)。

1位 やりがいを感じられない 8人
2位 スキルアップが見込めない 2人
職場環境が悪い 2人
4位 サービス残業が多い 1人
業務のプレッシャーが重い 1人
給料が安い 1人
迷惑をかけた 1人

20代男性

公務員は安定していますが、ルーティンワークが多くやりがいは感じられませんでした。

20代男性

安定したいと思って入ったのですが、仕事をし始めると、民間経験者の方との力の差を感じました。このままだと私自身のスキルやキャリアはないと感じました。

20代女性

退職した理由としては、異動が多かったことです。異動のたびに仕事内容が変わりますし、自分が希望する仕事ができませんでした。

多く上がっていたのが、「安定した仕事と思って就いたが、やりがいがない・やりたい仕事が出来ない」「スキルアップができず、今後のキャリアが不安になる」といった声でした。

今後のスキルアップや転職の大変さを考え、「公務員を2年で辞めた」「4年で転職した」という人もいれば、10年以上働いて辞めたという人もいます。

共通して、やはり毎日仕事に張り合いを感じ、充実した日々を送りたいと考えていることが多かったです。

20代女性

上司が現市長と親戚で、パワハラや部下いびりをしても上層部は対応しない。財源不足からサービス残業が蔓延している。

また閉鎖的な環境に陥りやすいことから、職場環境、人間関係、労働時間がつらいと、転職を決意する人もいました。

例え安定した仕事でも、周りの環境が悪ければ業務にも差し障りがありますし、滅入る状況での仕事は精神的にもきついですよね。

一方、他業界でよくある「仕事が向いていない」といった理由で辞めた人はいませんでした。

公務員を辞めた人の転職先は?転職成功例まとめ

「安定した仕事」の代表格と言っても過言ではない公務員。

どのようにして転職を成功させたのでしょうか。

公務員を辞めた後、次に選んだ転職先についてまとめました。

エンジニアの転職成功例

20代男性

自動車メーカーで、自動車部品開発設計をしています。どんな案件でも納期までの日程はタイトなことが多いので残業が増える傾向にありますが、とてもやりがいのある仕事です。

20代男性

年収が現年収より上がる事、職務内容が働くなかでスキルの取得もできる就職先を探しました。今はネットワーク開発SE業務として働いています。

20代女性

エンジニアとして働いています。役所時代にExcelを使い倒していたおかげもあり、現在はExcelVBAの既存ツールの保守、新規ツールの開発を主担当としてやっています。

13人中4人がエンジニアに転職をしています。

技術職からエンジニアになる人もいますが、未経験で理系でもない人も、転職に成功しています。

公務員を辞めても、当時使用していたExcelスキルが活きているという声のほか、「理系の知識がなくても大切なのは文章を精読する力やコミュニケーション能力。あなたは今までの経験でそれが身についているから、存分に活かしてほしい」と伝えられた人も。

「スキルが身についていないから心配」という人も、勇気を持てる言葉ですよね。

接客業への転職成功例

20代女性

エスティシャンとして働いています。無資格でも大丈夫で、研修制度があるところ、週休二日制で残業代あり、福利厚生がしっかりと充実していることを重要視しました。

20代女性

地方行政機関が発注する都市計画の業務に携わっています。行政が一方的にプランを進めるのではなく、地域の住民も一緒に考える場を設けて一緒に進める委員会の進行もしています。

「もっと人と携わる仕事がしたい」と民間企業に転職した人も少なくありませんでした。

「お役所仕事」のようなマニュアルに則った対応ではなく、自分の意思が尊重される職業が人気です。

そのため他にも、建設コンサルタントや介護施設の調理員や、福祉施設での勤務など密接に人と関わることができる仕事を選ぶ人も多いです。

ほかには

  • 税理士事務所の事務

  • 菓子製造販売会社の販売員

  • 骨董品の販売会社(営業・鑑定)

  • 教育業界の店舗運営

  • 農業法人の作業員

に転職した人がいました。

公務員から転職するためのおすすめ転職サイト・転職エージェント

公務員を辞める人が希望する転職先は、人によってさまざまです。
ですから、いろいろな業界の求人が幅広く揃っている大手の転職サイトか転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。

まずは体験談でも利用者が多かったリクナビNEXTを紹介します。

「リクナビNEXT」には登録しておこう

リクナビNEXT

リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。

特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。

また、リクナビNEXTには公務員をすぐに辞めるつもりがなくても登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。

自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。

相談したいなら「リクルートエージェント」

リクルートエージェント」もリクルートが運営している転職成功実績No.1の転職支援サービスです。

リクルートエージェントでは専任のコンサルタントが、志望動機など履歴書の書き方から面接対策までサポートしてくれます。
就職活動・転職活動の経験が少ない公務員にとっては、いろいろ相談できて心強いサービスです。

リクルートエージェントも求人数は15万件以上あるので、いろいろな仕事から選べますよ。

公務員から転職すると給料は上がる?

公務員からの転職前後での年収を比べてみました。

年収アップ 4人
ほぼ変わらず 0人
年収ダウン 9人

13人中9人が年収ダウンとなっています。しかし、公務員からの転職者は、やりがいを求めての転職が多いです。年収は下がったものの、「就職先が定時退社のおかげで税理士や簿記の資格勉強ができ、合格できました」という人も。

以前より給料が下がっても、新天地でいきいきと働き、オンオフを充実させられるようになってよかったと感じているのであれば、それはお金には変えられない価値の有る変化ではないでしょうか。

一方、技術職の公務員からエンジニアに転職して年収を200万円上げたという人もいます。転職で自分のスキルを活かして働けるようになり、さらに給料が上がるのは嬉しいですよね。

公務員から転職してよかったのはこんなところ!

転借サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。

やりがいのある仕事ができるようになった

20代女性

調理員をしています。『おいしい』の言葉で、役に立っているという充実感を感じます。仕事の自由度も高く、メニューのアイディアなども出させてもらえます。

20代女性

公務員時代では考えられなかった、お客様との心からの会話を楽しむことができることが本当に幸せ。あーこれがやりがい!と胸を張って自分の仕事を自慢できるように!

40代男性

福祉施設勤務です。人の命を預かっているので毎日緊張の連続ですが働いている実感が得られます。現在の職場では仕事でやっているのに『ありがとう』と言われます。この一言がどれだけうれしいか。

やはりほとんどの人が口にするのが、「仕事にやりがいがあって充実している」ということ。

業務内容であったり、お客様との関わり方であったり、自分が求める形で働けることは何事にも変えられない充足感がありますよね。

公務員時代にはなかったノルマがあるという男性は、「大変ではありますが、それ以上に新鮮でもありました」と前向きに捉えています。

職場環境がよくなった

20代女性

周りの人間が穏やかで、先進的で、役所時代の上司のような時代遅れな発想や態度が全くなく、周りの人間に恵まれた事が一番の良かったことです。

20代女性

良かったことは自由なことです。自分のやりたいこと、自分の意見や考えが取り入れやすいので、仕事に対しての責任感やモチベーションが上がりました。

どんなに給料が良くても、周りの人間関係が悪いと働くこと自体がつらくなってしまいます。

転職をして、公務員時代なら出会えなかったような上司と働けるようになったという人も。

またいわゆる「お役所仕事」といったマニュアル通りの仕事から、自分の意見を尊重される職場に変わり、生き生きと働けるようになったという声もあがっています。

公務員を辞めたいと思ったときが、辞めるタイミング!

人生100年時代と言わる昨今。生涯の多くを働いて過ごすことになります。

だからこそ、やりがいを持って働きたい、今よりいい職場環境で働きたいという気持ちを大切にするべきではないでしょうか。

やりたいこと・なりたい自分が別にあっても、それに気づいたとき応援してくれる人は中々いません。自分で気づけたならもう自分自身で決めるしかないのです。

公務員は年齢が上がるにつれて転職しにくくなるとも言われており、早めの決断が重要です。

未経験の仕事への転職は、若いほど希望に合った条件で転職しやすいので可能性が広がりますよ。