警察官を辞めたかったペルセポリスさん(35歳・男性・千葉県)が転職した体験談です。
仕事内容 | 地域の警察署の警察官から金融業界の営業に転職 |
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年収 | 400万円から650万円にアップ |
経理や庶務など、普通の会社と同じような仕事を経験
警察官として12年ほど経験しました。
警察官といっても様々な部署があり、2~3年で部署・課を異動します。
私は、経理課・庶務課・交通課などを経験しました。
具体的な仕事内容に関しては、あまり詳しく話せない事情があるのですが、テレビドラマであるような事件は現実にはありません。
それよりも、ごく普通の会社と同じような仕事内容に近いです。
経理課では、交通費の清算や年間予算のチェック、費用の計算、新しいパトカーや事務用品を購入する際の見積もりなど、庶務課では、被害相談窓口などを行いました。
警察官といっても、県警本部、交番や派出所、地域の警察署によって仕事内容は様々ですが、私は、地域の警察署に長年勤務していました。
クリエイティブな仕事をしたくて転職を決意
仕事自体に不満はなかったのですが、発展性はありません。
軍隊のような時代遅れのしきたりがあったり体力勝負なところがあるので、まさに体育会系の仕事です。
年を取ると、体力が落ちてきて、体力を使う仕事は合わないと感じてきました。
もともとクリエイティブな仕事をしたいと思い、大学に入ったので、ちょっと畑違いなところがあり、違和感があったことも転職の決め手になりました。
金融の仕事は、グローバルな視点で学歴よりも結果が勝負である点も魅力でした。
警察では、地縁や学歴、出身大学がものをいうところもあり、本人の努力ではどうすることもできない点で出世することもあるので、その点では、自分の努力次第でいくらでも稼げる金融の仕事にあこがれをもっていました。
大学での学びや警察で経理をしていた点が評価されて
転職サイトを利用して、転職活動をしました。転職サイトというのは、リクナビやマイナビといったものです。
たまたま、金融関係のお仕事で求人があり、履歴書・職務経歴書を送ったところ、すぐに面接の機会をいただいた点でラッキーなところもありました。
私の場合、大学で簿記論や経済学、警察で経理をしていた点で、財務の知識が少しあると評価されたのかもしれません。
特に警察官だからと言って、特別な選考をしたり、特殊な転職活動があるわけではありません。
特に条件や希望を伝えたわけではありませんが、公務員という安定した仕事から飛び出したため、収入や業務の安定性には、かなりの時間をかけて質問をしたと思います。
実際に、勤めてみると前とそんなに変わらないので、杞憂だったと思います。
転職をする必要もないかと思ったけど…自分の力を試したい!
公務員という日本で最も安定した職業を捨てることや警察官という地域住民を守る重要な任務を有する仕事を捨てることにとても悩みました。
このままでも十分生活できますし、寮生活など生活の安定を考えると、転職をする必要もないかとも思いました。
ただ、自分の可能性や今後の将来を考えたとき、もっと自分の才能や力を試したいと思いました。
安定した仕事は、変化がありませんからつまらない人生ともいえます。
一度しかない人生で大学の時に夢だった金融関係の仕事に就けるのは今だと思い、飛び込んでいきました。
金融業界の営業として日々勉強の毎日
金融関係の営業として、取引先へのあいさつ回りや新規お客の開拓、保険商品や金融商品の案内、FPの資格を生かした顧客相談がメインです。
顧客相談に関しては、自分の顧客を持つようになり、それに合わせて保険と金融、財務の知識をより身に着けるよう日々勉強の毎日です。
警察の仕事は、通報や相談があった後に動く受け身の仕事ですが、今の仕事はこれと逆で顧客のニーズに合わせた保険・金融商品の案内や相談の関するアドバイスを先手先手で情報を提供する仕事なので最初は面食らったところもあります。
ただ、徐々に仕事に慣れていくことで「より充実したサービスをお客様に提供する」という基本を身に着けたので、今では充実した日々を過ごしています。
大学時代の夢を30歳過ぎて達成できてよかった!
大学時代から金融関係の仕事を目指していましたが、その際には縁がなく、安定性で警察官を選んだことの後悔が心残りだったので、今金融関係の仕事ができて、心残りがなく、自分のやりたい仕事ができる充実感にあふれています。
転職してよかったことは、自分の目指していた金融業界で、FPなどの資格を生かした相談業務に就いていることがとても幸せに感じているところです。
大学時代の夢を30過ぎて達成できたことは、間に合ってよかったと感じています。
想像と違ったところは、自分の仕事に関して裁量がとても大きく、ある意味自由に仕事ができる点です。
金融関係は、規制する法律やガイドラインが数多くあるため、業務に関して窮屈なのかなと思っていましたが、仕事の自由度に関しては驚きをもちました。
フレックス制度で、勤務時間を変更できる点も、警察と違ってとても自由な勤務スタイルを取れるところもよい点ですね。
あまり満足できないところは、社員同士の交流があまりないところでしょうか。
チームというよりは個人プレーのほうが多いため、会社内で多くの人と話し合うことがあまりなく、組織同士の交流がないのがちょっと残念です。
転職は若いほうが有利!でも遅すぎることはない
転職は若いほうが有利です。30過ぎるととても大変というのが本音です。
でも、遅すぎることはありません。
40でも50でも自分のやりたい仕事があり、自信や夢、憧れがあるなら、思い切って飛び出してみましょう。
人生は一度きりしかないので、あの時転職しておけば・・・と思ったら、二度とチャンスはありません。
チャンスがあれば、動いてみるというのが鉄則です。