警察官を辞めたかったテンショクンさん（29歳・男性・岐阜県）が転職した体験談です。
| 仕事内容 | 交番勤務の警察官から自動車メーカーの営業に転職 |
|---|---|
| 年収 | 500万円から500万円で変化なし |
剣道が役に立つと考え警察官に！
もともと幼い頃から剣道をしていたため、将来は剣道を続けられ、剣道が役に立つ警察官になりたいと考えていました。
努力の甲斐もあって、大学卒業後にすぐに警察官になることができました。
しかし、憧れていた仕事内容とはかけ離れており、日々常識のない一般人のお世話をするような仕事内容でした。
結局大学卒業後、トータルでまる７年勤務する形となりました。
良い思い出もたくさんありますが、結果としてはやはり転職して良かったと思っています。
７年間の中で、機動隊や刑事を経験することができました。
大好きだった剣道も続けることができ、そこらへんに関してはとても大満足できました。
ただ、やはり危険と隣り合わせの仕事だとは思いました。
勤務体制が体に悪いし、精神的にもきつかった
私が７年間務めた警察官をやめようと思った理由は、やはり勤務体制にあります。
１日半働いてまた１日半休むといった勤務体制だったのですが、体にはとても悪いです。
夜勤などをしたことがある人なら分かると思うのですが、やはり人間は夜には寝るように体ができています。
寝ずに働いていると、一気に老けてしまいます。
非番の日は寝て過ごすことが多かったです。
また、職場での勤務内容も、訳の分からない酔っ払いや、常識のない人たちの相手などで、精神的にきつかったです。
もっと、普通の人たちを相手にする仕事がしたいと思うようになりました。
身分が保証され、給料もそこそこもらっていたのですが、やはり人間体が資本なので、無理は禁物です。
人と話すことが好きなので営業を希望
転職活動はすべて自分で行動してやりました。
転職サイトなどは一切利用していません。
やはり自分の目で見てやりたいと思ったことをやるまでです。
私の場合は、以前お世話になっていた車のディーラーで、よくして下さった方に相談すると、快く引き受けてくれたので、無事に転職することができました。
もともと人と話すことが好きなので、営業は向いていると思っていました。
周りからは大変反対されましたが、私の人生は私が舵をとるのだときめていました。
普通の人と関われる仕事で、人と話すことが好きなので営業の仕事を探していました。
また、給料などは特にこだわっていませんでした。
夜勤がないことは絶対条件でした。
あとは特にこだわらなかったといいますか、何も資格がなかったのでこだわれなかったです。
公務員だったので両親や周りの人の説得に一番苦労
大変だったことは何もないですが、両親や周りの人達を説得することが、強いて言えば一番苦労しました。
公務員という安定した立場からの転職だったので、ふつうに考えると周りが反対するのも当たり前です。
ですが、私はこのままでは精神を病みそうだったので、必死に説得しました。
説得の甲斐もあって、周りは納得してくれました。
やはり人間体が資本なので、どんなに待遇が良くても体を壊すような仕事はよくないと身に染みて感じました。
車の営業、その商品を好きになることが一番！
カーディーラーなので、主な業務は車を販売することです。
営業職なので、車の説明や販売、車の保険の営業などを行なっています。
また、携帯の販売なども手掛けているため、覚えることはめちゃくちゃ多いです。
私は初めあまり車には詳しくなかったのですが、勉強しているととても面白くなってきます。
やはり人に売るためにはまず、自分がその商品を好きになることが一番だと感じました。
自分が好きでもないものを人に勧めるのは、やはり気が引けます。
そのため、私はお客さんが求めてきた車よりも、自分の好きな車をおすすめしてしまいます。
それでうまくいかないこともあれば、うまくいってとてもお客さんに感謝されることもあるので、楽しくやらせてもらってます。
感謝されることが増えて、生き生き生活できている
この会社に決めた理由は、インスピレーションです。
以前車を買うときに大変お世話になり、感謝していたので、私も人から感謝されるような素晴らしい仕事がしてみたいと思いました。
とても大変な仕事ですが、やり甲斐はあります。
転職してみて良かったことは、やはり勤務体系です。
夜勤がないだけでも大分体が楽になりました。
また、人からありがとうと感謝されることが増えて、日々生き生きと生活することができています。
警察官時代には、どちらかと言うと市民から文句を言われることが多かったです。
その点今の仕事では、自分のミスで怒られることはあっても、何でもない時に文句を言われることはまずないです。
また、ありがとうと言われる頻度はかなりの差があります。
営業は、とても大変な仕事ですが、やった分だけ成果が出るので、給料が決まっている公務員よりもやりがいがあります。
車がたくさん売れたときには、ボーナスの時期よりも給料が多いこともあります。
あまり頻繁に売れないときは、生活が厳しくなりますが、それも自分の頑張り次第なので、やっていく自信はあります。
心身を病みそうになったら、体を壊す前に転職を
転職は、したいと思った時が転職時です。
さまざまな悩みがあると思いますが、やはり心身を病みそうになるともうその仕事を続けることは不可能です。
体を壊す前に絶対に転職してください。
日本人は真面目なので、やめることに抵抗があると思いますが、一度やめてしまえばどうしてこんなにも悩んでいたのかとバカらしく思えます。
