【看護師から他の職種に転職したい】失敗しない方法を成功例から学ぶ

看護師からの転職

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患者の健康や命に関わる看護師。業務内容や夜勤があるなど、苦労もたくさんある仕事ですよね。

看護師を辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。

元看護師8人の体験談・口コミも紹介しながら、転職を成功させる方法・コツを解説します。

看護師の転職理由1位は「将来への不安」

看護師を辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、8人の転職理由を調べてみました(複数回答)。

1位 新しいことに挑戦したい 3人
人間関係 3人
3位 いじめがつらい 2人
体調/メンタルを崩した 2人
5位 漠然とした不安 1人

20代女性

どうせ職場を変えるなら自分がやりたかったブライダル関係の仕事に挑戦してみようと思いました。

30代女性

今までは誰かの為に働いてきたから、これからは自分の為に働こうと思い、花に携わる仕事がしたいと強く思いました。

患者だけでなく、医師や薬剤師などさまざまな人をサポートする看護師。

そのためか「これからは自分がしたかったことがしたい」と考える人が多かったです。

また国家資格を持っているため「万一、失敗しても看護師の資格があれば仕事に困ることはない」という心強い後ろ盾が、新しい世界へ飛び込むことを後押しするという人も。

20代女性

疲れているのに先輩看護師からのしつこい飲み誘いや、看護師と医者の不倫現場目撃といった仕事とは全く関係ないことが一番の原因です。

20代女性

看護師の世界の中ではいじめがひどかった。

また職場の人間関係の悪さやいじめを挙げる人も少なくありません。特にチームワークが大切となる看護師だとつらいものがありますよね。

他にも「夜勤有りのシフト勤務がつらい」といった声から、「結婚を機に退職した」といった声もあがっています。

一方、「給料が少ない」という理由で辞めた人は一人もいませんでした。

看護師を辞めるタイミングはいつぐらいが多い?

看護師は看護科高校、専門学校、大学の看護科を卒業して、新卒で入ったという人が多いです。

むしろ「就活より国家資格を取るほうが大変」と感じた人も少なくはなく、中には「そこまで苦労して取ったんだから……」と働き続ける人もいます。

では、そんな看護師を辞めるタイミングはいつごろが多いのでしょうか?

口コミでは「3年目」が多い印象です。

仕事を覚え、一通り回せるようになるのがこの時期とも言いますが、一段落してあらためて今後のキャリアプランを描く人が多かったのではないでしょうか。

20代という若いうちだと、転職の幅も広がりますもんね。

もうすぐ中堅になる「5~6年目」の人や、30代以降の中堅になると「上司と若手の板挟み」にメンタルに不調をきたし、転職を決意する人もいます。

当然、それ以降、40代以上でも転職する人はいます。自身のライフスタイルやキャリアプランを考えて転職をする人ばかりです。

看護師を辞めて転職できる?転職成功例まとめ

看護師は「病院や施設以外で働いた経験がない」という人もたくさんいます。他の業界への転職はどうやって成功させたのでしょうか。

看護師を辞めた後、次に選んだ転職先についてまとめました。

元看護師は男女ともに「気遣い力」「傾聴力」が転職の大きな武器になります。

販売職への転職成功例

20代女性

ホテルのフロントで働いています。クレーム対応もありますが、看護師時代に、患者さんの悩みや愚痴を聞いてきた経験が意外なところで役に立っていると感じます。

20代女性

ホテルのフロント業務は週1~2度ですが、体調が悪そうなゲストに声をかけるようにしていました。看護師の経験が役に立ったようで、翌日に「ありがとう」といわれることも。

やはり人をサポートする仕事の看護師は、コミュニケーションスキルはもちろん「気遣い力」や「傾聴力」が身についている人も少なくありません。

これはどの業界でも生かせる力ですが、特に接客業で花開いた人が多いです。

事務職への転職成功例

30代女性

20代の頃に大学事務の経験があったので、その旨をアピール。体に負担がかからないこと、以前やったことのある経理事務を希望しました。

少数派ですが「以前やっていた仕事」を行う人もいます。

あとは看護師の中には「ほとんど就活がはじめてで履歴書の書き方もわからない」という人もいるため、エージェントやハローワークを活用して内定を得た人も少なくありません。

ほかには

  • 電話注文のオペレーター

  • アシスタンス会社のオペレーター

  • 自動販売機の事務

  • 郵便局の事務

  • 結婚式場内の花屋

という業種・業界で働いている人もいます。

ちょっとしたミスが医療事故に繋がり、「ヒヤリハット」予防を常に呼びかけられている看護師。

仕事も事務作業から患者さんや医師らのサポートなど多岐にわたるため、どんな業界でも本領を発揮できるポテンシャルを秘めているのではないでしょうか。

看護師から転職するためのおすすめ転職サイト・転職エージェント

看護師を辞める人が希望する転職先は、人によってさまざまです。
ですから、いろいろな業界の求人が幅広く揃っている大手の転職サイトか転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。

まずは体験談でも利用者が多かったリクナビNEXTを紹介します。

「リクナビNEXT」には登録しておこう

リクナビNEXT

リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。

特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。

また、リクナビNEXTには看護師をすぐに辞めるつもりがなくても登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。

コミュニケーション能力や傾聴力などをアピールした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。

相談したいなら「リクルートエージェント」

リクルートエージェント」もリクルートが運営している転職成功実績No.1の転職支援サービスです。

リクルートエージェントでは専任のコンサルタントが、志望動機など履歴書の書き方から面接対策までサポートしてくれます。
一般企業への就職活動・転職活動の経験が少ない看護師にとっては、いろいろ相談できて心強いサービスです。

リクルートエージェントも求人数は15万件以上あるので、いろいろな仕事から選べますよ。

看護師から転職して年収が下がるのは仕方ない

看護師は激務の分、給料はいいので、転職で給料が上がることを期待する人はいないと思いますが、転職前後での年収を比べてみました。

年収アップ 2人
ほぼ変わらず 0人
年収ダウン 6人

3分の1は「ダウン」となっています。しかし医療ミスなど懸念するところが減ったため、現在の給料に納得しているという人も少なくありません。

そう考えると転職して給料が下がったとしても、納得している人が少なくないのも納得ですよね。

看護師を辞めてよかったのはこんなところ!

転借サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。

仕事がラク・楽しい

20代女性

人の命に関わる仕事ではないため、責任の重さがまったくありません。もちろん仕事の責任は当然ありますが、命を背負っていた世界でしごかれた身からすると朝飯前な仕事内容で、肩の力が抜けて、心に余裕を持って働けるのも良いなと感じます。

20代女性

この会社に入ってよかったところ福利厚生がしっかりしており残業代もきちんと出るところです。一人で黙々と作業できるところは最高です。

毎日人の命に携わる仕事から、異業種に転職して気持ちが楽になったという人もいます。

また「一人でも作業できる」といった面で働きやすさを感じている人もいます。

職場環境がよくなった

20代女性

最初は「未経験だしイジメられるかも」と思っていましたが、無知な私に親身になって相談にのってくださり、御指導下さります。給料が少ない事はどうでも良く感じるほど、素敵な職場です。

40代男性

勤務先から自分の能力をきちんと評価されているということ、将来の希望が持てるようになったこと。

20代女性

マナーや電話対応の取り扱い、会社の仕組み、世間の常識など知らなかった教養が得られたことは大変良かったです。看護士を続けてキャリアを積むことも道としてはあったでしょうが、世間の感覚からずれた大人になっていた可能性が高いと思いました。

いじめなど人間関係に悩まなくなった、自分の能力を適正に評価してもらえるといった面で職場環境の変化をあげる人も少なくありません。

また病院や施設内といった空間で働いているため「他業界や世の中のことがわからなかったけど分かるようになった」といった声もあがっています。

資格があるからこそ、転職するのは怖くない!

「せっかく国家資格を取ったのに」「この経験や労力を捨てることになるのでは」と転職することを不安に思ってしまう人もいますよね。

特に専門職だと、異業種への転職は勇気がいることです。

ですが、どんな仕事でもそれまでの経験が活かせないということはありません。

看護師仕事で得た知識や経験は、新しい仕事できっと活かせます。また看護師に戻るという選択肢もあります。

経験を積むという点ではキャリアは違うかもしれませんが、病院や施設といった空間だけでなく、外の人の思いを知るいい機会にもなります。

転職は決してネガティブな行為ではありません。

いつか転職することを考えているなら、思い切って早めに行動しましょう。

悩んでいるうちに年齢が上がって、少しずつ転職しにくくなってしまいます。

未経験の仕事への転職は、若いほど希望に合った条件で転職しやすいので可能性が広がりますよ。