ニートを辞めたかったわいはわいさん(24歳・男性・愛知県)が転職した体験談です。
仕事内容 | 大学卒業後1年間のニートから建築資材の営業に転職 |
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年収 | 0万円から300万円にアップ |
ニート時代はパチンコ・スロットの毎日
大学4年生の初めから就職活動を始めました。
私は医療系の業界に行きたかったので医療業界の会社しか受けなかったのですが、見事に全敗しやる気がなくなり、大学卒業しても就職先が決まらなかったのでニートになりました。
ニート時代の生活はほとんどパチンコ・パチスロの毎日でした。
といってもありがたことにその手の才能があったのでなんとか今の年収の倍以上は稼いでいました。
前日の夜までお店のチェックを毎日欠かさずやり、朝は狙い台を取るため並んでいました。
当時はパチンコで稼げているから就職をしなくてもいいと思っていました。
なのでニート時代はほとんどパチンコとスロットのみで話ができてしまうくらい通っていました。
それ以外は何もしていません。
情けなくみすぼらしい仲間の姿を見てふと我に返った
ニートをやめようと思ったきっかけはいくつかあります。
一つ目は親に泣かれたからです。
このままだといくら稼ぎがあるといっても親戚にも周りの人にもなにも私のことを話すこともできない、頼むから就職してくれと泣きつかれたためです。
二つ目は一緒にパチンコを打っていた仲間を見ていた時にふと、その仲間が無性にも情けなくみすぼらしく見えてしまい、私も周りから見たらこいつと同じなのかとふと我に返ったからです。
三つ目は医療業界への就職熱が全くと言っていいほど冷めていたからです。
親にもさんざん言われ、ふと我に返るとすごい惨めな生活をしているんだと自覚したときに、業界にこだわっている場合でもないなと思えるようになったのがよかったです。
企業のサイトを見て直接電話でトントン拍子に!
インターネットで企業のサイトを検索して、募集していたためその企業に直接電話をかけてみました。
意外とホームページでも普通に中途でも新卒でも募集しているところが多く、特に転職サイトや就活サイトを使おうとは思いませんでした。
その会社の総務部に電話したら意外とトントン拍子に話が進んでいき、どこの会社も面接まですぐやってくれました。
いま努めている会社もホームページから検索してその会社の建材部の部長宛で直接電話しました。
企業を探している段階で求めていた条件は年間の休日数と基本給です。
土日休みの条件はどうしても捨てられなかったので最低限の条件にしていました。
面接時に聞いていた条件は転職があるかないか、またあるならどの辺に飛ばされやすいかです。
あまり田舎に転職するのはいやだったので、これも条件にしていました。
どの企業でもニート時代の1年間を聞かれて…
大変だったことは、なかなか決まらなかったので途中心が折れかけたことです。
ニートやってたころの空白の一年間をほぼどの企業でも聞かれたので、資格の勉強もしていたわけじゃないので答えようがなかったです。
素直に一年間サボっていましたというのがつらかったです。
また、内定が一社出た途端他の企業でも内定が出始めたので、どの業界にいくのか、どの企業に行くのかをすごい悩みました。
結局は会社の年商と資本金と事務所の場所の便利さで決めました。
建築資材部で営業マンに
私は建築資材部に所属しているので、主に住宅向けの壁材、屋根材、サッシ、エクステリア、太陽光などの営業をしています。
面接のときはルート販売と聞いたのですが、飛び込みノルマもあるので少し不満があります。
また、工務店やゼネコンなどにも訪問し、直接施工店として住宅、または非住宅の施工管理や実際に施工したりもします。
また、出張なども多く、全然知らない県でいきなり飛び込み営業をさせられることも結構あります。
同業他社も多く顧客の奪い合いがすさまじいので基本的な業務はルートのお客さんの事務所をひたすら回っていることが多いです。
また就職先では経理部がほとんど機能していないので、営業マン自身が自分の分のお客さんの経理の仕事もしなければいけません。
立派な会社に就職できてよかった!
内定をいただいた中で、一番会社の規模が大きく、一番駅から近く、資本金も多く従業員数も多く、会社がつぶれなさそうと思ったからです。
また、面接のときに仕事自体に聞いてて一番やりがいを感じ、今の会社に決めました。
よかったことは立派な会社に就職でき、年間休日や給料面では申し分ない待遇です。
一年間もニートをやっていて在学中に就活しててもなかなか入社できない先に入れたのでとてもよかったです。
あまり満足できなかったところは、一つ目は今仕事をしているとやはり医療系の業界で仕事をしたかったと思うことがあります。
本当に一生働く会社なのに妥協して決めてもよかったのかと疑問に思うことがあります。
二つ目はオーナー会社なので上が変わらない、親族がポッと出てきていい役職にいきなりついていくことです。
会社の方針に納得いかなくてもオーナー会社だと社長はほぼかわることがないのでその辺が満足してないです。
想像と違ったところは就職先はそこそこ大きい会社なのですが、働かない社員が多く、立派な会社だからすぐ対処して飛ばされたりするのだと思っていたので意外でした。
ニート期間は履歴書が空白に…すぐにでも就職活動を始めて!
ニートは長ければ長いほどいい就職先もなくなるし、内定をもらうことが難しくなります。
特に若いうちだったら再起するのは早ければ早いほどいいです。
履歴書の空白は長ければ長いほどどんどん言い訳ができなくなるので、すぐにでも重い腰をあげて就職活動をするべきです。
私もニートやっててまともなところになんて就職は無理だろうとおもっていましたが、行動力さえあれば意外となんとかなります。