医療事務を辞めたかったMIKOさん(42歳・女性・福岡県)が転職した体験談です。
仕事内容 | 内科の医療事務から外務省外郭団体の日本語アシスタントに転職 |
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年収 | 250万円から130万円にダウン |
医療事務として内科に10年間勤務
元々一般の内科に勤務していましたが、キャリアアップの為に入院施設のある内科の医療事務の仕事をしていました。
具体的な仕事内容は主に受付に来た患者様のカルテの作成・レセプト作成業務でした。
レセプト作業とは患者様から1割から3割の負担を窓口でいただいて、その差し引いた9割から7割を地方自治体や企業の保険団体に請求書を発行する作業です。
また、企業の健康診断も始めていたのでそちらも併用で仕事をしていました。
企業の健康診断は担当者と見積もりから請求まで一貫して行っていました。
また、月末の売り上げ伝票も作成する施設だったのでそちらも作成していました。
勤務年数は一般の内科が約5年、入院施設のある病院も5年勤務していました。
一生に一度の人生、やりたいことに挑戦しよう!
趣味で英会話学校に通っていました。
海外のドラマや音楽も趣味で見たり聴いたりしていました。
段々と会話が聞き取れるようになると世界感がどんどん広がりました。
将来的に海外での仕事もいいなと思うようになりました。
そして、それと同時期にボランティアもしていました。
ボランティアの内容はいろんな理由で親と一緒に住めない子供達のボランティアです。
そんな中、自分はなぜに生きているのか?
なんの為に生まれてきたのか自問自答する日々が多くなりました。
もちろん、医療事務の仕事も毎日いろんな患者様と触れ合えて楽しくやりがいもあったのですが、一生に一度しか生きられないのであればやりたい事に挑戦しようと思い転職する決意をしました。
海外の就職を探して、日本語を教えるプロジェクトに応募!
まずはネットで海外の就職を探していました。
色々と探してみましたが、あまり自分がやりたいと思う仕事に出会う事がありませんでした。
そこでたまたまフェイスブックで記載していた日本語を現地の人に教えてるプロジェクトがある事を知りました。
最初はボランティアなのかと思って調べていくうちに、きちんとした国の外郭団体が運営しているのがわかり、思い切って応募したのがきっかけです。
日本語を教えるのでやはりきちんとした資格がいると思っていましたが、いりませんでした。
転職先に求めた条件は、まずは初めて海外に行くのでそれなりにきちんとした住居環境が整っているのか、また現地で病気になった時の対応ができているのかどうかを条件としました。
あと海外に行く前にきちんと研修がありましたのでそこも条件に合っていました。
年齢的な問題で悩んだけど、チャンレンジしてよかった!
就職活動で大変だった事はまずは年齢的な問題で悩みました。
あとは何十件も会社を受けましたが全部落ちました。
このまま仕事を続けていれば、将来は安泰なのにと思ってしまう自分がいました。
しかし、結果的に自分で思い立って行動した事に誇りを持っていますし満足してます。
確かに安泰の仕事を辞めてまで新たな行動をとる事は大変な事だと思います。
でも、一度チャレンジしてダメだった場合は諦めがつきます。
チャレンジして良かったです。
海外勤務で、現地の先生のアシスタントに
転職先の仕事内容は海外での勤務です。
一般の高校で日本語を勉強している生徒がいます。
そこに日本語を教える現地の先生がいます。
私達の仕事はそこに赴任して現地の先生のアシスタント業務になります。
先生達と2人で日本語の授業をするのです。
もちろん、役割がありまして先生は現地の言葉で文法を教えます。
そして、アシスタントは言葉の意味や発音、漢字を担当者します。
授業の他に先生が生徒に出した宿題(ワークブックや漢字ノート)は私の仕事です。
その他にも日本語のキャンプがありまして休日に開催されます。
そこに生徒と一緒に参加したり日本語に関する行事は全て行っています。
日曜日に開催される事が多いので休日が潰れますが、現地の生徒と触れ合える機会が何よりも幸せです
現地の人、文化に直接触れる事ができる!
決めた理由は、まずは海外での活動だったからです。
日本にいて海外に関する仕事も数多くありますが、やはり現地に行って文化や言葉を肌で感じられる、触れる事は何よりもかえがたいものです。
あとは、研修がしっかりしていたので決め手になりました。
良かった事は前にも申しあげましたが、現地の人、文化に直接触れる事が出来る事です。
普段では経験出来ない先生の友人の結婚式に出席出来たり、また急に生徒の家族が亡くなりお葬式も出席させていただきました。
満足出来なかった事はやはり私に日本語の知識が足りなかった事です。
主に助詞の使い方でうまく説明できなくて悔しい思いをしたのが昨日のように今でも覚えてます。
想像と違っていたのは、私はあくまでも日本の会社の所属ですが、仕事は現地のローカル学校に派遣されるのでルールは現地のルールになります。
よって、時間も日本のようにきっちり8時間勤務と決まっておらず、用事があると8時間以内でも帰っている職員の方もいらっしゃるのを目の当たりにするこのゆるさがなんとなく居心地よく感じてしまっています。
でも、私はあくまで日本人でしたので大体8時間以上働いてました。
転職は夢を叶える手段!
先ほども申し上げたと思いますが、今いる場所がとても居心地良ければ転職する必要はないと思います。
転職する事は夢を叶える手段であり、もちろんそれなりにリスクも伴うと思います。
しかし、人間一生に一度しかない人生です。
やって後悔するのか、それともやらなくて一生後悔するかどう生きるかはあなた次第です。
転職したいと思ったらもう始めの一歩を踏んでいると思います。