生活ができない!医療事務から異業種へ転職|医療事務を辞めたい人の転職体験談

医療事務を辞めたかったmakotoさん(25歳・男性・東京都)が転職した体験談です。

仕事内容 某大学病院の眼科クラークから通信業界の接客営業に転職
年収 200万円以下から300万円前後にアップ

仕事はカルテの整理と電話の取次ぎ

まず、その職場に入ったきっかけですが、医療事務の資格を勉強していた会社から紹介されて派遣されました
資格をお持ちの方ならわかるかと思いますが、医療事務の資格の強みはレセプトが読めることや医療費の計算ができることだと私自身感じていました。

その時はそこしか紹介できないと言われ、選択肢がありませんでした。
しかし実際働いてみて驚きました。

基本的な仕事はカルテの整理と電話の取次ぎです
電子カルテではなかったので、すべて手作業で運んでいました。

かなり有名な大学病院で、外来にも山ほどカルテがあるのですが、地下に古いカルテが倉庫のようにありました。
結局、半年で辞めてしまいましたが、学んだ事は全く活かせず、それくらいしか記憶がありません。

楽な仕事だが、収入が少なくて…

いくつかありますが、まずきつかったのがお局の存在です。
女性が多い職場なのである程度のいざこざは想定していたのですが、そのお局の新人いびりが酷いのです

仕事も教えてくれず、更には私の仕事を奪って「ホント使えない、忙しい」とぼやくのです。
不満を持っていたのは私だけではないようでミーティングが開かれたのですが、そこで彼女が泣き出して、呆れてしまい辞めようと決心しました。

また収入面も問題もありました。
就業時間も短いうえに時給もかなり安かったんです。

確かに楽な仕事ではありましたが、都内で一人暮らし出来るほどの収入は貰えません
リアルに手取りが12万円くらいでした。
生活的な危機感を覚えたことも退職を決意した理由の一つです。

生活に余裕がなくて、手っ取り早く次の仕事を始めた

正直元の職場の収入が少なすぎて、まったく生活に余裕がありませんでした。
失業保険が出ると仮定しても、就職活動でタイムラグを開けるわけにはいかない状況でした。

その為、様々な求人媒体も見ましたが、手っ取り早く以前お世話になっていた派遣会社の営業さんに電話をしました
当時のスキルはまだ全然頭の中に入っていたので、即戦力として働ける場所はないか、と。

そして、休日を利用し、新しい勤務先と顔合わせを済ませ、退職した数日後から新しい仕事を始めました

携帯電話の販売関係の仕事だったのですが、私がお願いしたことは、まず家電量販店は止めてほしいということです。
目に見えないところでいじめや上司との確執が多く、散々な目にあったことがありました。

そして最低限普通に生活できる給料(手取り18万円位)を希望しました。

平日が仕事で面接日の調整が難しい

派遣会社に電話をする前の話ですが、退職したいと決めた2か月前からこっそり転職活動をしていたのですが、改めて内定をもらうのって凄く時間がかかるんだと思いました
面接まで進める会社も少ないのに、書類を送って、仮に不採用でも1週間以上時間が空きます。

また医療事務は平日がメインの稼働なので面接日の調整も上手くできませんでした
たまに平日に希望休を出せるのですが、応募した会社から指定された面接日と合致しなくて、知人に休みを交代してもらったりと困りました。

販売経験はあったけど、料金や故障はゼロから学んだ

転職先は携帯電話の販売店ですが、家電量販店ではなく、いわゆるキャリアショップと呼ばれる場所です。
私は家電量販店しか経験がありませんでしたが、知識だけはあったので、そこに埋め合わせをするように業務を覚えていきました

販売以外の業務ですが、料金の支払いや情報変更などがあります。
また受付する業務でちょっと難しいのが故障業務でした。

これに関しては販売とは全く違う知識が必要でしたのでゼロから学びました
またそういったショップはお客様の目の届かないところでの業務もあります。

発注や在庫の管理、予約商品や修理完了の連絡など電話を使う業務も多いです。
ある程度知識があった私でも一人で業務を行うまで半年ほどかかりました。

お客様にありがとうと言われることが多い!

安直な理由で申し訳ないですが、家からの通勤距離と時給で決めました。
時給が高くても遠いところは嫌でしたし、近くても稼げなければやっぱり嫌です

やることはどこでも一緒だと思っていたので、その二つを天秤にかけて幾つかあった候補から選択しました。

転職してよかったことは、お客様にありがとうと言われることが多かったことです
ただ携帯電話を売るだけではありがとうなんて早々言われません。

医療事務をしていた時もありがとうと患者様から言われることはほとんどありません。
感じ方次第ですが、やはりやりがいを感じないと続けることも難しいですし、まず楽しくないです。

特にお客様や患者様と触れ合う業種は自分のメンタルがとても重要なので、お客様のありがとうに何度も救われました。

困ったことですが、やはりクレームです。
キャリアショップはその会社の顔です。
問答無用で様々なクレームのお客様が何の前触れもなく来店されます。

解決できるもの、納得できるものであればこちらも精一杯対応するのですが、過半数が理不尽なものでした。
一次対応はその窓口にいるスタッフが行うので何度も嫌な思いをしました。

異業種への転職は3カ月前には始めたほうがいい!

私の場合、派遣会社というコネがあったのでスムーズに転職できましたが、退職を決意し、異業種へ転職するのであれば、遅くても3か月前には活動を始めた方がいいです
またタイムラグが発生することも考慮して短期で行えるアルバイトなども探しておくと、退職後の生活の不安もないかと思います

仮に在職中でも入社日は相談に乗ってくれます。
また余談ですが、医療事務をするのであれば大きな病院よりも個人で開業している病院の方が圧倒的に給料がいいですよ。

医療事務から転職する方法の解説記事はこちら!

医療事務からの転職 【医療事務から転職したい】もっと楽な仕事への転職を成功させるコツ

makotoさんの転職満足度
4.5

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