塾講師から転職したいけど難しい?未経験の仕事に転職するコツを解説

塾講師からの転職

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生徒たちの学力・成績アップをサポートする塾講師。

ただ勉強を教えるだけでなく、生徒の得意不得意、性格などを考慮したり、ときには人間関係など勉学以外の面で寄り添ったりと、アカデミックかつ繊細な気配りを求められる業種です。

生徒への指導に留まらず、塾の運営や保護者への営業活動など多岐にわたる業務をこなすことも。

やりがいが大きい反面、苦労も多いですよね。

そんな塾講師を辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。

元塾講師9人の体験談や口コミを紹介しながら、転職を成功させるコツを解説します。

塾講師の転職理由1位は「残業の多さ」

塾講師を辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、9人の転職理由を調べてみました。(複数回答)

1位 残業時間が多い・プライベートな時間がない 5人
2位 給料が安い 3人
3位 保護者への対応、営業がつらい 2人
4位 反抗期の生徒への対応に疲弊 1人
指導方針の違い 1人
経営不振 1人

40代男性

出勤は早ければ朝8時頃で、会社を出るのは早くても23時。遅ければ日付が変わる頃で、体力的に限界を感じました。

学習塾は生徒の学校が終わった後に授業があるので、必然的に夜遅くまでの勤務になります。

そのため、勤務時間の長さ・プライベートな時間がないことを理由に挙げる方が多かったです。

受験シーズンなど繁忙期は朝から晩まで、休日返上で働くことも多いので、体を壊してしまったという人もいました。

体力的に大変だと感じる方は多いですし、家族との時間も取れません。

これからの長い人生を思うと「塾と家の往復で人生が終わってもいいのだろうか?」と転職を考えてしまいますね。

30代女性

生徒の個性にあわせた指導には工夫や努力が欠かせず大変なエネルギーを使いますが、給料は割にあわない安さ。「好きだけではやっていけない」と感じ、転職を決意しました

塾ではただ勉強を教えればいいというわけではなく、成績や効率アップのために工夫したり、生徒の個性やレベルに合わせた指導が求められます。

また、多感な時期の生徒が多いので学習意外のフォローが必要なこともあるでしょう。

さらに事務仕事や営業までこなすこともあって多忙な塾講師ですが、アルバイトから就職する方が多い影響か、低賃金が常態化しています

働けど働けど稼げないとあっては、他の業種に転職を考えるのも当然の事といえるでしょう。

ほかには、保護者への営業やナイーブな生徒への対応が負担になったり、指導方針の違いが転職のきっかけになったケースもありました。

塾講師を辞めた人が転職した業種は?転職成功例まとめ

学生時代のバイトからそのまま就職した方が多い塾講師。他の業界への転職をどのように成功させたのでしょうか。

塾講師を辞めた後の転職先についてまとめました。

接客業への転職成功例

40代男性

テレフォンアポインターに転職しました。英語ができるので外国人のお客様の対応をしています。

30代男性

アミューズメント施設の管理や接客をしています。全く別の業界ですが塾での経験は接客に活かせていますし、機械のメンテナンスなど新しい技術も習得し、昇進もできました。

20代女性

結婚式場のプランナーになりました。結婚式というひとつの目標に向かってサポートする仕事にやりがいを感じています。

塾講師から接客業に転職した方が多くいました。

細やかなサポート力、様々な生徒への対応力など塾講師で培ったスキルを活かせる転職先です。

事務職への転職成功例

20代女性

外資系企業で事務をしています。得意な英語を活かせる職場で、年収も労働環境もよくなりました。

40代女性

特許事務の仕事をしています。上司の指示をこなすのがメインで、塾のようなハードさはありません。フレックスタイム制度のある企業を選んだので、プライベートの時間を確保できるようになりました。

「塾講師は肉体的、精神的につらいので辞めて転職」という方々には事務職が人気でした。

もちろん職場にもよりますが、直接お客さんとやり取りしたり、深夜まで残業が続いたりといった負担がなくなって、楽になったと感じる方が多いですね。

PCや英語などの経験・得意を活かせる職場を探しやすいのもポイントです。

ほかには

  • 地方公務員
  • セミナーの企画運営
  • 不動産会社営業
  • 印刷機メーカーのオペレーション

に転職した人がいました。派遣社員の人もいますが、ほとんどが正社員採用となっています。

受け持ちの生徒がいたり、激務でなかなか転職活動がなかなかできなかったりと、辞めるタイミングや辞め方に悩んだ方が多かったです。

そうした面で、ネットで求人を探せる転職サイト、コンサルタントに相談できる転職エージェントに助けられたという体験談も多く聞かれました。

塾講師から転職するためのおすすめ転職サイト・転職エージェント

医療事務を辞める人が希望する転職先は、人によってさまざまです。
ですから、いろいろな業界の求人が幅広く揃っている大手の転職サイトか転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。

まずは体験談でも利用者が多かったリクナビNEXTを紹介します。

「リクナビNEXT」には登録しておこう

リクナビNEXT

リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。

特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。

また、リクナビNEXTには塾をすぐに辞めるつもりがなくても登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。

「いろいろな生徒に対して臨機応変にサポートした実績」を自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。

相談したいなら「リクルートエージェント」

リクルートエージェント」もリクルートが運営している転職成功実績No.1の転職支援サービスです。

リクルートエージェントでは専任のコンサルタントが、志望動機など履歴書の書き方から面接対策までサポートしてくれます。
塾講師の人は就職活動・転職活動の経験が少ない人も多いので、いろいろ相談できて心強いです。

リクルートエージェントも求人数は15万件以上あるので、いろいろな仕事から選べますよ。

塾講師から転職したら年収は上がる?下がる?

塾講師の転職理由で多いのが給料の安さ。転職前後で年収が上がるのかは気になるところですよね。

実際に転職した方の年収の変化を見てみましょう。

年収アップ 7人
ほぼ変わらず 0人
年収ダウン 2人

年収が下がってしまった方は2人いましたが、ご家族の介護などで家族優先にするため仕事量をセーブしている方々です。

それ以外は全員年収がアップしていました。

塾講師はもともと年収が高くない業種ということもあり、50万以上の大幅アップしたケースがほとんど。中には180万円も年収が増えた人もいました。

塾講師からの転職で給料が上がる可能性は高そうです。

塾講師を辞めてよかったのはこんなところ!

転職サイトや転職エージェントを使って転職に成功した人が、実際によかったと感じている点をまとめました。

休みが増えた

30代男性

繁忙期でも週休2日が確保され残業規制も厳しいので、ライフワークバランスが取れています。職場の雰囲気もよく、総じて働きやすい環境です。

40代男性

転職して一番良かったのは、明るい内に帰宅できること。また、土日が休みなので家族で旅行に出かけられるのも新鮮な喜びです。

夜遅くまでの残業、土日の授業とハードな勤務状況の塾講師に比べ、他業種ではしっかりと休みが確保される職場が少なくありません。

きちんと体を休めプライベートを充実させられることで、仕事への意欲や満足度も高まっている方が多かったです。

収入が増えた

20代女性

転職先の決め手の一つは年収の高さでした。大企業なので経営の安定感もあります。

20代男性

収入が増えて短期間でマイホームの夢が実現できました。ローンの返済も円滑に進んでいて塾講師を辞めてよかったと感じています。

塾講師は全体的に収入が高くない業種です。

そこからの転職では、やはり年収がアップした方が多いです。働いた分適正な給与があるというのは、当然のことではありますが嬉しいですよね。

自分の気持ち、希望に正直になって転職を!

全く新しい職種への転職は、不安を感じて当然です。

しかし違った環境に身をおくことで、今いる状況をガラリと大きく変えられるはず。

生徒へのフォロー、営業、教材作成など、塾講師での幅広い業務経験はどのような職場でもきっと活きてきます。

英語のように得意な技能が重宝されることも少なくありません。

「休みがほしい」「大変なのに稼げない」「なんでこんなに頑張ってるのかな・・・」今の職場に違和感を感じているなら、心の声に正直になって転職にチャレンジしませんか?

未経験の職種への転職は、若いほど求人の条件がいいので、転職するならなるべく早いタイミングで動き出しましょう。