水商売・ホステスから昼間の仕事に転職したい!引退後に人気の転職先は?

ホステスからの転職

PR

お酒と楽しい会話でお客様をもてなす、夜の仕事の代表格・ホステス。

高級クラブやラウンジに勤めるということで水商売の中でも稼げる職種ですが、細やかな接客やお酒がらみのトラブルなど大変な面も多いです。

そんなホステスを辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。

元ホステス10人の体験談・口コミも紹介しながら、転職を成功させる方法・コツを解説します。

ホステスの転職理由は「将来を考えて」が多い

ホステスを辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、10人の転職理由を調べてみました。

1位 将来を考えて 7人
2位 結婚や恋人 3人
3位 体の負担が大きい 2人

20代女性

「若いときにしかできない経験」と夜の世界に入りました。楽しい仕事でしたが、もともとホステスは25歳くらいまで、それ以降は昼職の経験を積んで将来的には結婚・子育てをしたいと考えていたので、25歳で転職しました。

20代女性

先輩ホステスでアルコール依存症になっている人がいました。字が書けないほどの手の震えや虚ろな目を見て、このままではいけないと強く思いました。

夜中心の生活リズム、お酒を毎日飲むなど、体力的に大きな負担もあるホステスの仕事。

業務の性質上、歳をとったら若いころほど簡単に稼げなくなりますし、年齢が上がるにつれチーママや独立といった働き方を視野に入れなければなりません。

今は良くても40代50代まで続けられるだろうか?と不安を感じるのも当然でしょう。

そうした点から、「ホステスは若いうちだけ、いずれは昼職に就きたい」と考える現役ホステスは多いです。

金銭感覚や価値観など、夜の世界にどっぷり漬かってしまうと身動きが取れなくなってしまいますから、自分の中で期限を決めておくのがいいでしょう。

転職では若い方が有利なので、なるべく早めに情報収集を始めたり、資格を取ったりして準備しておくのもおすすめです。

30代女性

結婚を機に夜の仕事から昼間の仕事に転職しました。私の周りでは30代になると結婚か独立してお店を持つかの選択をする子が多かったです。

結婚や、恋人の転居を機にホステスから転職したという方もいました。

結婚する場合、相手や相手の家族がホステスという職業を受け入れられないといった可能性もあります。

また、将来的に子供を持つことを考えると、夜に働き続けるのは難しいでしょう。

30代女性

辞める半年ほど前から体が重く、寝ても疲れが取れないなど辛い日々が続き、お客様からも心配されるほどでした。健康診断で肝機能が要検査になったのが決定打となって、辞める決心をしました。

優雅な夜の花とはいえ、タバコやお酒、睡眠不足など体に負担の大きいホステス。

お客様がいい人ばかりとは限らず、その対応にストレスを抱えることもあるでしょう。

そうした無理が重なって、体や心を壊してしまっては大変です。

お金も仕事も将来も健康あってこそですから、無理なく働ける職場を探すのはとても大切なことですね。

以上がホステスからの転職理由です。

ホステスは女性が稼ぎやすい職なので「給料が少ない」「仕事が大変」といった理由で転職した方はいませんでした。

ホステスを辞めた人の転職先は?接客業・事務職が人気

ホステスは、お客様が気持ちよく過ごせるように心を砕く接客業。

一人ひとりに合わせた丁寧な対応や、ちょっとした仕草から気持ちを見抜く観察眼、場に合わせた会話をするコミュニケーション力や幅広い知識などが磨かれています。

また、自分をより美しく魅力的に見せるセルフブランディング力も重要なスキルです。

こうした経験は、他の業界でも多方面で役立つことでしょう。

ホステスからの転職では「対人経験値とセルフブランディング力」が大きな武器となります。

では、元ホステスたちはどのように転職を成功させたのでしょうか。

ホステスを辞めた後、次に選んだ転職先についてまとめました。

事務職への転職成功例

20代女性

事務職を希望していましたがパソコンのスキルがなく、自宅でできる初心者向けの教材で勉強しました。現在はIT企業の総務部で、会議資料の作成や派遣社員の管理、電話対応などをしています。

30代女性

旅行代理店の事務や経理を担当しています。未経験の職ですが、接客態度や人当たりの良さを買われて内定しました。こういったスキルはホステス時代に身に付いたものだと思います。

ホステスの次の転職先として、事務職は人気は人気です。

残業が少なくカレンダーどおりに休める職場が多いので、規則正しい生活がしやすい職種といえます。

また、未経験でも就職しやすい傾向にあります。

ただ、ワードやエクセルなどパソコンスキルが必要なところがほとんどなので、事前に勉強したり、これから仕事を学んでいく気概をPRするのがいいでしょう。

営業職への転職成功例

20代女性

宅建士の資格を取り、不動産営業に転職しました。水商売上がりということで最初は周囲のスタッフと距離を感じましたが、次第に働きを認められて自信が持てるようになりました。

営業職は相手の気持ちを掴み、自社製品をPRして契約を取るのが仕事。

つまりホステスとしての経験が十分に活かせる職種と言えます。

販売成績によってインセンティブがもらえる場合もあり、頑張りが給料に直接反映されるのも魅力的ですね。

ほかには

  • 歯科助手
  • コールセンター
  • エステティシャン
  • 化粧品メーカーの美容部員
  • 小売店販売員

に転職した人がいました。派遣社員や契約社員になった方もいますが、多くが正社員として採用されています。

ホステスからの転職におすすめ転職サイト・転職エージェント

ホステスを辞める人が希望する転職先は、人によってさまざまです。
ですから、いろいろな業界の求人が幅広く揃っている大手の転職サイトか転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。

まずは体験談でも利用者が多かったリクナビNEXTを紹介します。

「リクナビNEXT」には登録しておこう

リクナビNEXT

リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。

特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。

また、すぐに辞めるつもりがなくてもリクナビNEXTには登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。

しっかり自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。

相談したいなら「リクルートエージェント」

リクルートエージェント」もリクルートが運営している転職成功実績No.1の転職支援サービスです。

リクルートエージェントでは専任のコンサルタントが、志望動機など履歴書の書き方から面接対策までサポートしてくれます。
就職活動・転職活動の経験が少ない人にとっては、いろいろ相談できて心強いサービスです。

リクルートエージェントも求人数は15万件以上あるので、いろいろな仕事から選べますよ。

ホステスからの転職では年収が下がってしまうことも

同世代の女性に比べて高給取りのホステスからの転職。給料が上がることを期待する方はいないと思いますが、実際の転職前後の年収を比べてみました。

年収アップ 0人
ほぼ変わらず 1人
年収ダウン 9人

240万から変化がなかった方が1人だけで、あとは全員年収が下がってしまいました。

ホステス時代には1,000万を稼いでいた方もいて全体的にもとの給料が高いので、昼職に転職して給料が下がってしまうのは仕方がないことです。

転職直後は、給与額にショックを受けたり、生活レベルを変えるのに苦労したりといった方もいます。

しかし「目先のお金より、長い目で見るなら昼職のほうがいい」といった意見が多数集まりました。

ホステスを辞めてよかったところは「成長できる」や「健康的」

転職サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。

成長できる

30代女性

大手小売会社で販売員をしています。売り上げや仕入れ、商品のことなど販売をイチから学び、だんだん分かることやできることが増えてやりがいを感じます。

20代女性

エステティシャンに転職しました。お客様は女性ですが、接客の基本は同じなのでホステスの経験が活きています。加えて、同性ならではの接客テクを磨いたり美容やファッションを研究したりと、新しいステップが楽しいです。

初めての業務は学ぶことが多くあります。

大変ではありますが、新しい知識や技術を習得して成長を実感できると、自信が持てますね。

転職を通じて、興味を持てる仕事や自分の得意な分野を見つけられた、という意見もありました。

健康的になった

30代女性

転職した頃は朝起きるのが辛かったですが、朝の空気はすがすがしく気分がいいです。お酒をあまり飲まなくなったので体調が良くなり、気分も軽くなりました。

20代女性

ホステスを辞めて一番良かったのは、規則正しい生活ができるようになり子供と過ごせる時間が増えたことです。子供の精神衛生上とても良かったし、お酒を辞めて自炊するようになり、健康的な暮らしが出来るようになりました。

毎朝同じ時間に起き、朝日を浴びて出勤して、夜には家に帰って休む・・・というのは、人間にとってとても大切なものです。

このリズムが整うことで、体も心も健康的に前向きになれます。

ホステスを辞めると自然と飲酒や外食が減ることもあって、転職後は健康面が整う方が多かったです。

いつか辞めようと考えているなら、早めに転職活動を!

水商売から昼間の仕事に転職するのは難しいと感じるかもしれません。

特にホステス以外に経験がないと、採用されるのか、やっていけるのかと不安も大きいことでしょう。

しかし、一生ホステスを務めていくというのはとても大変なことですし、なかなか安定もしません。

それならば、選択肢のある今のうちに頑張って、新しい道を進むことをおすすめします。

ホステスは人と関わる仕事。そして他の業種でも多くは、その基本に人と人のやり取りがあります。

つまりホステスとしての経験は、必ずこれからの人生の糧となるはずです。

未経験の職への転職は、若いうちのほうが採用されやすく、年齢を重ねると条件が厳しくなってしまいます。

いつかは辞めよう、と考えているならば有利な若いうちにチャレンジしましょう。

辞めたいけど辞められないときは?

ホステスを辞めようと決意しても、なかなか辞め時が分からない、辞めさせてもらえないといったこともありますよね。

まずは退職の期限を決め、その1ヶ月から最低でも2週間前にはお店に報告します。

お店側の了承を得たら、お客様にもメールで連絡しましょう。

理想的な辞め方としては、1ヶ月程度余裕を持って報告し、最後の期間にはお世話になったお客様に来店いただく流れです。

退職までに来店してもらえれば、お世話になった挨拶がきちんとできますし、お店の売り上げにも貢献できます。

来店していただいた常連さんはには、あなたの退店後もまた来てもらえるように、お店側と相談の上で他の女の子に紹介して引継ぎできると良いですね。

ホステスは替えがきかない仕事なので強く引きとめられるかもしれませんが、体調や就職など、どうしようもない理由を挙げれば納得してもらえるでしょう。

それでも留意される場合・給料の実払いなどがある場合には、退職代行サービスや労働基準監督署を利用するのがおすすめです。