PR
お客様の希望や髪質、生活などに合わせて、ヘアカットやカラー、パーマなどの施術を行う美容師。
幅広い知識と技術で、より美しい・より快適なスタイルを提供する美容の専門家です。
ヘアアレンジやメイク、マッサージなど様々なアプローチを持つ方もいますね。
国家資格を取得し、その後も技術とセンスを磨く向上心・お客様をカウンセリングするコミュニケーション力・一日中立ち仕事の体力と、多くを求められる難しい職種でもあります。
そんな美容師を辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。
元美容師5人の体験談・口コミから、転職を成功させる方法・コツを解説します。
美容師の転職理由トップは「体力的にきつい」
美容師は他の職種に比べると離職率が高い傾向にあります。
国家資格の「美容師免許」を持っているので、美容師としての就職・転職は難しくありません。そのため、より条件の良い職場や新しい職種へも積極的に挑戦できますね。
そんな美容師を辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、5人の転職理由を調べてみました。(複数回答)
1位 | 休みがなく体力的にきつい | 5人 |
---|---|---|
2位 | 給料が安い | 2人 |
2位 | 他の仕事に挑戦したい | 2人 |
3位 | 人間関係 | 1人 |
20代女性
20代女性
今回の調査では、元美容師5人全員が「体力的・身体的な負担の大きさ」を挙げました。
立ち仕事であること、勤務先の営業時間だけでなく開店前後・休日にトレーニングや講習会などで技術の習得や研究が必要なことなどが大きな原因です。
また、仕事柄どうしても手に負担が大きいので肌荒れを起こしたり、立ちっぱなしで足腰を痛めたりということもあります。
実際に「ヘルニアになってドクターストップがかかった」「手荒れが腕から顔まで広がってしまった」といった体験談もありました。
美容師は国家資格が必要なこともあり、本当に美容師になりたくてなる方が多いです。
しかしいくら好きな仕事だとしても、休息がとれなくては心身ともにつらいですし、無理をして体を壊しては元も子もありません。
自分の人生のために、無理のない働き方を求めるのは当然のことです。
20代男性
20代女性
「大変な割りに給料が安い」「他の仕事もやってみたい」という方もいました。
20代の若手美容師は見習いやアシスタントとして就職することがほとんど。
そこで技術を磨き経験を積むわけですが、若手は給料と労働量のバランスが取れていないケースが多いです。
また、30代40代と経験を積んでスタイリストになっても「思ったほど給料が上がらない」というケースもあります。
そんな美容師として働くうちに「他の世界を見てみたい」と感じるのも極自然なことでしょう。
他の理由として、職場の人間関係を挙げた方もいました。
スタイリストとアシスタントなど、一緒に作業をすることも多いので相性が悪いと業務に支障が出てしまいます。
また単純に、合わない人間関係の中で働き続けるのは大きなストレスですよね。
年齢的に若い方が転職には有利なので、自分の本音に耳を傾けてタイミングを逃さないのは大事なことです。
美容師を辞めた人の転職先は?事務職が人気
美容師は、「美容師になりたい」という気持ちから資格を取得した方がほとんどです。
また美容師になってからも、常に流行の研究や技術の向上など努力を惜しみません。
そうした中で育まれた「学習力、向上心、コミュニケーション力」などは他の仕事でも大きな武器となるはずです。
それでは、元美容師の方々はどのように転職を成功させたのでしょうか。
美容師を辞めた後、次に選んだ転職先についてまとめました。
事務職への転職成功例
20代女性
20代女性
美容師を辞めて転職した5人のうち、3人が事務職を選びました。
立ち仕事で接客業でもある美容師に対して、デスクワークで内勤の多い事務職と、全く違った環境です。
「今までと違う業種にチャレンジしたい」「休みがしっかりほしい」といった志望理由が挙げられました。
事務職と一口に言っても仕事内容や求人は様々なので、自分に合った条件で探せます。
未経験の職種ということで、派遣会社に登録して事務経験を積む方もいました。
設備工事業への転職成功例
20代男性
美容師免許、日々のトレーニングと努力をいとわない方が多いので、新しい資格や技術の習得にポジティブな傾向があります。
未経験の職種も、国家資格取得の実績でアピールできるでしょう。
また企業側も「未経験者でも意欲がある人を」という考えもありますから、興味がある職種にはまずチャレンジしてみましょう。
ほかには
- アパレル販売員
に転職した人がいました。雇用形態は正社員や派遣社員など様々。中にはアルバイトから社員になった方もいます。
相談するなら「就職Shop」がおすすめ
美容院からまったく別の職種への転職は、なかなか苦労することも多いのが事実です。
早めに転職先を決めたい場合、未経験でも歓迎の会社や仕事に狙いを定めて転職活動する方法があります。
そんな場合におすすめの就職相談サービスが「就職Shop」です。
「就職Shop」は、リクルートが運営している就職相談サービスです。
若い人向けというのが大きな特徴で、すでに10万人以上の利用者がいます。
- 未経験でも正社員として就職できる企業8,000社以上から選べる
- 書類選考なし
- 面接対策やセミナーで就職をサポート
転職の経験がない人にとっては、面接対策などいろいろ相談できてサポートしてもらえるのは安心ですよね。
面接に応募する前に、どんな会社なのか、どんな仕事なのか話を聞けるというのも、普通の転職サイトにはないメリット。
営業から事務、企画、技術職まで幅広い職種の募集があるので、「おもしろそう!」と感じる仕事もきっと見つかるはずです。
マイペースで転職活動するなら「リクナビNEXT」
「リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。
特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。
また、すぐに辞めるつもりがなくてもリクナビNEXTには登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。
「美容師で培ったコミュニケーション力」を自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。
ハローワークでの仕事探しがおすすめできない理由
美容師から転職した体験談を募集してみて、ハローワークで就職活動をする人が今でもたくさんいることは本当に驚きでした。
最初からハローワークで仕事を探すのは、あまりおすすめできません。
なぜなら、ハローワークはどんな企業でも無料で求人募集を出せる分、「安心して長く働ける企業」「人気のある企業」がとても少ないからです。
リクルートなど民間企業が運営している求人サイトや就職相談サービスでは、企業が求人募集を出すのに安くても数十万円の費用をかけています。
それは逆に言えば、「人材採用にお金をかけられる企業」「規模が大きな安定企業」が多いということになるのです。
民間の求人サイトやエージェント、就職相談サービスを利用した方が、希望する求人に出会える可能性ははるかに高いです。
求人サイトを見ても仕事の募集が全然ないほどの田舎なら選択肢としてありですが、ハローワークは基本的に、どうしても仕事が決まらないという場合に利用する「最後の砦」として考えるようにしましょう。
美容師からの転職で年収は上がる?
美容師は、特に若手のうちは年収が低い場合が多いです。転職でどのように変化するのかチェックしておきましょう。
年収アップ | 5人 |
---|---|
ほぼ変わらず | 0人 |
年収ダウン | 0人 |
今回の調査では5人全員が転職で年収アップしていました。
もともと美容師の平均年収があまり高くないとはいえ、中には200万円と大幅に給料が増えた方もいます。
美容師からの転職で給料が上がる可能性は十分にあると言えますね。
美容師を辞めてよかったのは断然「ちゃんと休める」こと
転職サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。
ちゃんと休める
20代女性
20代女性
美容師を辞める理由として圧倒的に多かったのが、休めない・自分の時間がないこと。
転職の際には、「残業が少ない」「休日が確保できる」といった点を重視する方が多かったです。
仕事は人生の一部。ワークライフバランスが取れると、仕事以外の部分が充実して張り合いが出ます。
また、心身を休めることで仕事もはかどることでしょう。
給料が増えた
20代男性
若いうちは基本給が安かったり、セミナーや練習時間は残業などの手当がつかなかったりと、「頑張っている割に稼げない」という方が多い美容師。
他の職種では、残業代や休日出勤の手当てが出ることがほとんどなので、拘束時間に見合った収入が得られます。
職場によってはボーナスや有給もあり、「休みが増えたのに収入も増える」ケースも珍しくありません。
仕事のやりがいももちろん重要ですが、生きていくためにはお金が欠かせませんから、給料が増えるのは純粋に嬉しいですね。
資格があるから、転職もチャレンジできる!
美容師になるためには、専門学校に通うなどお金も時間もかかっています。
そのため、「ここまで頑張ったのに転職するなんて」と躊躇してしまうこともあるでしょう。
あるいは「美容師以外の社会経験がないので不安」と感じるかもしれません。
しかし、仕事はあなたが生活するための手段であり、そのために健康を損ねたり不満を抱え続ける道理はないのです。
現状に違和感を持ったなら、思い切って転職をしてみるのがおすすめです。
他の人だってもともとは未経験なのですから、やってみれば案外どうにかなりますよ。
新しい経験をすることで、世界が広がり成長することもあるでしょう。
ダメだったら、美容師に戻ることもできます。
転職は若い方が有利なので、いつか転職することを考えているなら、思い切って早めの行動が吉です。
美容師を辞めるタイミングは?
転職したいけど、何ヶ月前に「辞める」と伝えるべきか、またその言い方などには悩んでしまいますよね。
円満な辞め方としては、2ヶ月前くらいに辞意を伝えるのがいいでしょう。
法律上は2週間前でいいのですが、あまりに直前のタイミングだとサロン側も困ってしまい、もめてしまうかもしれません。
時間的に余裕があれば、なじみのお客様に挨拶をしたり、サロン側も求人を出したりと準備ができますね。
辞める理由は「スキルアップのため」あるいは「腰痛」といった健康面などを挙げるとスムーズです。
「給料が低い」「休みが少ない」など直接的な不満を伝えると、「そこを改善するから残ってほしい」と慰留されてしまう可能性が高いので、職場以外の部分に理由を付けるといいでしょう。
もし、強く引きとめられるなどで辞められない場合は、退職代行サービスを使う方法もあります。
3万円程度の費用で退職手続きを進めてもらえます。