完全週休二日で定時9時ー18時に感動!|美容師を辞めたい人の転職体験談

美容師を辞めたかった高瀬さん(21歳・女性・東京都)が転職した体験談です。

仕事内容 東京都内の美容室から医療機器卸売業の経理事務に転職
年収 192万円から216万円にアップ

美容師になるのが小さい頃からの夢!

小さいころから美容師になるのが夢だったので、高校卒業後美容専門学校に進学しました。
卒業後は、東京都内の美容室に就職しました。

配属先の店舗には母校が同じ先輩が数人おり、共通の先生等の話で盛り上がることができ、溶け込みやすい環境でした。
仕事の具体的な内容としては、主にはシャンプー・ヘッドスパがメインです。

あとは、日々の営業時間後に各施術のトレーニングを行い、先輩の検定に合格した施術からお客様に施術ができるというカリキュラムでした。
入社半年くらいすれば、カット以外の施術はほとんどできるようになります。

技術者・お客様の信頼を得ることができれば、一人で施術を任せられることもありますし、指名を頂くこともあります。

派閥ができて、ギスギスした人間関係…

一番の不満は先輩の横柄な態度です。
美容師はセンス・個性が光る職業ですが、それ故に常識外れの人も多くいると感じました。

個性と常識知らずを一緒にしてはいけないと常々感じていました。
一方では、よくしてくれる先輩もいて心強い味方でした。

しかし、店内は古株の先輩2人が見事に仲が悪く、下の人間までも巻き込んで派閥のようなものができており、ギスギスした人間関係でした。
それに加えて、椎間板ヘルニア・頸椎ヘルニアを発症し身体的に美容師を続けることが不可能になりました。

ドクターストップで施術にも制限がかかってしまい、トレーニングは中断し、責任感が強くストイックな性格の私にはドクターストップは耐えがたいものでした。

複数の派遣会社に登録、3度目の面接で採用!

知り合いの紹介で派遣会社に登録をしました。
複数の派遣会社に登録するのがいいと勧められて全部で5件程(パソナ・アデコ・JRパーソネルサービス等)、派遣登録をしました。

転職活動としては、派遣社員枠なのでホームページに掲載されている仕事内容をチェックし、いいと思うものにエントリーするということのみです。
数件エントリーしましたが、実際に面接に行った回数は全部で3回で、3度目の面接で無事採用が決まりました。

今までが接客業・サービス業だったので、土日出勤は当たり前で、休憩時間も取れず、取れたとしても数十分といった状況でした。
こういう状況で働いていたので、何より有給休暇の付与・完全週休二日・1時間の休憩等を求めていました。

一般企業でやっていけるか不安だった

社会人一発目が美容師という特殊な職業だったので、自分が常識が無いのではないか…一般企業に入社したところでやっていけるのだろうか…等の不安はありました。

あとは、せっかく親に高い学費を払ってもらって美容学校に通わせてもらい、国家資格の美容師免許まで取得したのに2年そこらで転職して親不孝ではないか…、自分の根性が足りないのではないか…等悩みました。

大変だったことは、接客業に比べて事務仕事が楽すぎて慣れるのに苦労しました。

医療機器卸売業の会社で経理部に

医療機器卸売業の会社です。
注射針・ガーゼ等の少額のものから、MRI・解析システム等高額なものまで医療にかかわるすべてのものを取り扱っています。

病院からの発注を受けて、商品を発注・納品する部隊(売掛)と、メーカーに商品を発注・自社に納品させる部隊(買掛)があり、私は後者の部隊の経理部です。
主に対メーカーなので、接客というよりは事務手続き関係のやり取りが多かったです。

具体的な仕事内容としては、メーカーから来る請求書の内容と自社システムに計上されている発注・納品が一致しているかどうかを精査するものです。メーカーからくる値引き伝票・金額訂正伝票等の入力も行います。

あとは、月末にはお客様から入金される金額と売掛金額が一致しているかどうかも精査します。

定時9時ー18時で規則正しい生活が送れる!

派遣会社の紹介なので、特に決めた理由はありませんでした。
しかし、完全週休二日・休憩1時間・定時9:00-18:00とはっきり契約書に記載されていたのは、美容師時代ではありえないことでしたので、魅力的でした。

転職してよかったことは、12:00になったらお昼ご飯を食べて、18:00になったら帰宅して、と規則正しい生活を送れることです。
季節によっては18:00は明るい時もあるので、明るい時間に帰れた時の感動は言葉になりませんでした。

あとは、勤務して6か月たつと有給が付与されたことです。
以前の会社は有給という概念がなく、病気でも休んだら欠勤扱いとなり給与からどんどん引かれていきました。

有給なんて夢のような話だったのが、実際に自分の身にふりかかってきたときは非常にうれしかったです。
病欠の時にも使えるし、三連休にくっつけて長期休暇を取ってみたり、どんなことに有給を使おうか常に考えたものです。

いい意味で想像と違ったことは、事務仕事とはロボットのように無言でもくもくと業務をしているのかと思っていましたが、和気藹々と話をしたり、お茶を飲みながら業務をしたりしていたことです。

美容師再開もできるから、思いきって転職してみるのもいい!

特に女性がそうだと思いますが、結婚等の人生のターニングポイントで転職を考える人がいると思います。

美容師から一般の企業に転職して、自分がやっていけるかどうか不安に思うこともあると思います。
意外とできるものです。
思い切って転職してみるものいいですよ。

美容師免許は国家資格なので消滅するものではないので、美容師を再開することだってできますからね。

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