不動産の営業マンを辞めたかったさくらくにこさん(42歳・男性・大阪府)が転職した体験談です。
仕事内容 | 不動産販売の営業マンから不動産販売会社の営業支店長に転職 |
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年収 | 2000万円から600万円にダウン |
数年で支店長になるほど仕事が順調
大手自動車メーカーに勤務していたが、残業が多く体を壊し、元の不動産営業の仕事に転職しました。
誰とでもよく話す、好感度の高い、だれにも好かれていた人柄のために、多くの顧客から信頼され営業成績が見る見るうちに伸び、社内でも上位に位置するようになりました。
数年で支店長になったが、管理職としての率先垂範の仕事ぶりで、順調に業績も伸び顧客からの信頼もますます高くなっていきました。
すべてが順調であったが、激務によって毎日のように午前様の帰宅が続いたことから健康を害して入院生活に入ってしまいました。
幸い2週間ほどでたいいんすることができたが、40歳を目前にしてこれからの人生を見直ししました。
もう少し、家族との時間もとれる生活にするためには、転職も視野に入れて検討していた矢先に、先輩から金融機関の契約保全に関する顧客回りの仕事を進められて即、入社試験を受ける決意をしました。識見能力の面では、申し分のない人物画あり、受験先の大手金融機関でも、すぐ、合格の通知を出した。
それから7年目にして得意先主任として現在まで、充実した生活を送っています。
健康管理に自信がなくなり転職するも、幸せな理由
前にも述べたと通り、あまりに忙しい営業の仕事で、健康管理に自信がなくなったことが、最大の理由です。
収入は大幅ダウンしましたが、それに十分変わる幸せが手に入ったことが、今でも、後悔しない理由です。
新しい職場では、従来から持っている、後輩の実践教育に力を発揮しています。現在の職場では、新人教育、はじめ実践訓練教育と活躍の場は広がり、社内でも、他府県に出張して教育研修に活躍されています。
そのことにより、ますます職務のことはもちろん、一般社会的な心構えに関する、心理的側面の自己研鑽により、日常の研修会で紹介し、好評を博しています。
すっかり、○○さんの研修会での話が評判となり、事前に質問が用意されるまでになっています。
本当に転職して新しい能力発見につながったものと、満足しています。
人徳は転職にもつながる
転職活動は、前の職場でお世話になった先輩と学生時代の先輩からの紹介です。
このあたりも、どこで、仕事をしてもいつも真摯に向き合っていく姿勢に、周りの者が、高く評価してきたからです。
人柄も素直な、外連味のない性格で、いつも周りに、人の輪ができる人物です。
まさに人徳と言えるものです。
私も、3年間一緒に仕事をしたことがありますが、永遠に、一緒に仕事をしたいと思う人物です。
そのわけは、人には得手不得手がありますが、彼は、相手の弱点と思える場合は、何らかのサポートを陰ながらしていただける人です。
だからこそ、いつも、人が寄ってきて仕事のこと悩み事について分け隔てなく、一緒に考えて行動できました。
転職に求めたものは人間らしい生活です。
よく働き、学び、遊び、知人、友人の囲まれたひと時を過ごし、日々の幸せを実感しながら、昨日より今日、そして明日へと継続してその幸せを実感できる生活を求めていたのです。
少しのお金があれば、その使い方によっては大きな幸せをつかむことが、可能です。と以前聞いたことのある一説が脳裏を横切りました。
仕事が変わると金銭感覚も変わった
時代背景は、今より経済的活動も活発な時代でしたから、お金に関する考え方が大きく変わりました。
交際費は、ほとんどなし、弁当持参の毎日、ある時、お茶を飲んで、会計をするときに、一緒にいた周りの人の支払いもしようとしたが、そのうちの一人が、店を出てから、お金を集金をしていただいたことがありました。
今日からは、新しい職場の生活になれるように先輩から指摘を受けました。今では、すっかり割り勘にも慣れ親しんでいます。
新しい職場こそ楽しく仕事を!
既契約顧客先に訪問し、お客様の照会に対する返答はじめ、要望等承り、店に帰っては、報告、事務手続き今後の対応について検討し後日、対応のための諸準備をすることです。
要は、顧客満足度を実感していただいて、いつまでも、よき顧客であることを、確認し、効率経営に貢献できる一人となるように自己研鑽することが、頼られる職員になるためには不可欠です。
社内では、先輩同僚、上司の力を借りて、顧客に満足していただけるいいしごとができるように努めることが、自分の存在感をまし、家族を含めて、私の幸せにつながると、確信して会社へ勤務しています。
忘れてならないことは、いつも、楽しく仕事をする心掛けが必要であると、思うようになりました。
本当に転職してよかった
新しい職場は、大きな組織と、柔和なイメージがありました。
伝統のある、老舗企業であり、そこに勤務している人たちを、何人もいてきましたが、私が見る限りでは、信用してもいいのかなと思えることがありました。もちろん妻にも相談して決めました。
前職までは、営業の仕事にありがちな、私金を一時的に使うこともありましたが、転職先では、そうしたことは、ほとんどありません。
仕事に専念することができることが、幸せです。
ただし、不動産販売の仕事をしていたときは、厳しい現実の中でも、契約に至ったときの達成感は大きなものがありました。
現在は、お客様の希望にかなったとき、相談事に良きアドバイスができたときお客様が喜んでくださるときに達成感を感じます。
以前より、ささやかな地味なことが多くなりましたが、その感触は、依然とあまり大差のないものです。
今の仕事のやりがいは、依然に比べて地味でも十分な達成感を味わうことは、できています。
本当に転職してよかったと思っています。
これからも、前を見て家族の顔を見て、日々の仕事に向き合って全力で、努めたいものです。
誠心誠意、全力でぶつかればなんとかなるもの
「人生いたるところ青山あり」と言いますが、私も体を壊して、転職を考えたときは、相当落ち込んでいました。
今日のような自分の立ち位置もとても想像することもありませんでした。でも誠心誠意、全力でぶつかれば、何とかなるものだということを、体験させていただきました。
今思うと、負け惜しみでなく、転職してよかったと実感しています。何といっても、妻と家族の結束が強くなり、どんな時でも家族みんなで前に進んでいる実感がします。