不動産の営業マンを辞めたかったゆうすけさん(25歳・男性・東京都)が転職した体験談です。
仕事内容 | 新築マンションの営業マンから製薬メーカーのMRに転職 |
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年収 | 480万円から650万円にアップ |
新卒で入った、新築マンションの営業の仕事
もともとの仕事については新卒で入った会社であり、マンションの展示場に来たお客さんに対して、その物件をすすめて購入していただく仕事をしていました。
具体的には、展示場に来たお客さんに、予算、購入予定時期、頭金の金額、間取り、通勤時間の上限、家族構成、ローン支払いの限度額、仕事内容等ライフスタイルにかかる全てをお聞きし、どこが自分の物件に合致しているか、そして一方でどこは我慢してもらわなければいけないか等を整理して提案していました。
特にローンについてはお客様も素人ですので、関係の強い銀行さんを紹介する等して資金確保の可能性を整理していただくことを先にしていただいておりました。
およそ5年間勤めましたが、次の仕事に移ることとしました。
ノルマが厳しく、給与も不安定
辞めようとおもった理由はノルマが厳しかったことです。
当時はリーマンショックと重なったこともあり、かなり需要が落ち込んでいる時期でありました。
このため、思うように販売が望めない状況が続いておりましたが、会社側は強気な販売計画を継続していましたので営業マンに対するノルマも厳しいままでありました。
結局、悪い物件ではなくとも時期が悪く売れない時期が続いてしまい、やめる決意をしました。
特に不満であった部分はノルマと申しましたがそれに連動して決まるインセンティブ給与の部分です。
この部分がかなり厚めの会社でしたから、物権が売れない状況であると好調時の半分ちょっとまで下がる事も普通にありました。
この不安定さがやめるきっかけでした。
エージェントから会社を紹介してもらった
転職活動はエージェントを使いました。
外資系のエージェントにいくつか登録しましたが、ロバートウォルターズはとても丁寧に相手をしてくださった記憶があります。
最終的には他のエージェント(個人経営)を通して会社を紹介していただく形で決まりました。
と申しますのも、そのエージェントさんは会社のOBで人事部門が長い方だったのです。
最初は素性を隠して私にいろいろ質問をして来ておりましたが気に入ってくださったのか、役員に直接合わせていただくことが出来ました。
転職する際に求めた条件は上述の様に給与が不安定であった部分が大きいのである程度安定している(平均的であればそんなに高くなくともよい)ということを条件に開始しました。
この条件はあまり高望みしていないこともあってか、エージェントも探しやすかった様です。
業種を変えるかどうか、本当に悩んだ…
転職活動中に悩んだことは、業界を変えることの是非です。
というのも同じ営業であっても、売るものが違えばまた一から勉強することが増えるからです。
特に最終的に決定した医療業界の営業はいわゆるMRと言われる営業で、試験を受けなければなりません。
もちろん会社で研修をしてくれるわけですが、畑違いの営業を行うためには知識をまた最初から蓄積しなければならなかったので、そこは本当に悩みました。
しかし研修制度は充実しているとの宣伝を受けたので挑戦することとしました。
薬を宣伝するMRの仕事に転職
転職先ではMRの仕事を行いました。
MRとは病院に薬を宣伝しに行くことが仕事となります。
私が担当した薬は循環器の薬で高血圧や高脂血症、糖尿病に効く薬でした。
とても有名な薬でしたので黙っていても処方してもらえるのですが、先生とお話をするのはなかなか大変でした。
というのも、向こうは専門家でありいくら勉強をしたといっても短時間で太刀打ち出来るほどの知識は身に付きません。
そうするといかに必要としてもらえるかは、知識もさることながら人間力そのものの要求が高くなります。
あの人となら話してあげても良いと思わせるためには、医者の好みや求めるものが何であるかをありとあらゆる手段を使いながら、情報をゲットすることからはじまる、そんな仕事です。
給料も高くて、福利厚生も充実!
この会社に決めた理由は先述の様にOBに勧められたというのが最初ですがそのほか人にも理由はあります。
世界のトップ10に入る企業で今後の将来性もある会社であった点です。
どうせ働くなら将来性が高い方が安定して生活できると思ったからです。
このMRに転職してよかったことは給料・待遇の良さと人のために役立つ仕事である点です。
前者は言わずとしれた高給業界ではありますが、本当に高いです。
というのも給料はもちろん高いのですが、福利厚生がまた充実しているのです。
都内に住む場合で家族持ちであれば立派な3LDKのマンションにわずか数万円の自己負担で済むことが出来ます。
また、後者についてはやはり命に係わる仕事で役に立てるという点です。
もちろん研究者が開発した製品が良いからなのですが、それを出来る限り求めている患者に繋げる役割は営業職MRが居なければ拡大出来ません。
そんな意味ではやりがいもあります。
一方、ドクターとのコミュニケーションについては思った以上に難しいと思います。
忙しいドクターは本当に話してくれません。
どうやったら話して貰えるかを考えること、それがあなたの仕事となるでしょう。
異業種への転職も、やる気があれば何とでもなる!
異業種へ転職する場合、勇気はいるかと思いますが、やる気があれば何とでもなります。
特に20代や30代であればまだまだ知識も吸収出来ると思いますので、思い立ったら即行動すべきでしょう。
とは言ってもアドバイスはいろいろな人から聞いた方が判断もし易いと思いますので、まずはエージェントの方や移動しようとしている業界の先輩にコンタクトして情報収集することから始めましょう。