消防士を辞めたかった20さん(22歳・男性・東京都)が転職した体験談です。
仕事内容 | 首都の消防からインフラ関係の人事に転職 |
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年収 | 450万円から350万円にダウン |
幼いころから憧れて消防の仕事に!
幼いころからの憧れもあり、高校を卒業し、試験を受験し入庁しました。
勤務内容としては最初の半年間は消防学校にて初任教育を受けます。
その後、所属の消防署に配属され、1年間は火災等で消火活動を主にする消防隊をしておりました。
事務的には消防係ということで災害出動した際のデーターをとったりしておりました。
その後2年間は救急車に乗務する救急隊員として勤務しておりました。
救急隊では1日に多い日では15件ほど出動することもあり激務でしたが、勤務をこなしておりました。
そして、辞職する前の半年間は救急車の運転をする救急機関員として勤めていました。
機関員は救急車の運転や現場についてからの救急活動支援や病院の照会等を行っていました。
上下関係に嫌気がさして転職を決意
辞めようと思った理由としては、パワハラとまでは言わないが、休みの日や勤務日の休憩時間等に訓練を強制させられたり、上司の言うことは絶対だと言う、上下関係に嫌気がさしていたのが原因と考えます。
また、飲み会が職業柄多く、飲み会でも無理にのまされたり等の行き過ぎた言動が多いと感じておりました。
仕事内容的には充実しており満足しておりましたが、人間関係については消防学校を卒業して所属に配属されてからずっと苦痛に感じておりました。
今の職種に転職を考えた理由は、知人を介して知った会社であり、私自身を管理職の方に誘われたのが転職を決めた理由です。
仕事的にも人に感謝されることが多くあるというのは消防と通じることもあり、今では消防を辞めたことは後悔等していません。
面接は上手くできたけど、筆記試験は苦戦
今の会社への転職は会社の管理職からの誘いがきっかけではありましたが、もちろん会社の筆記試験及び面接等も受験しています。
その際、転職サイト等は活用していませんが、本屋さん等に行き、筆記試験の問題集を購入したり、面接対策の本やYouTube等を活用し、勉強を行っていました。
私自身高校を卒業し公務員として勤務していたため、面接等の受け答えは上手くできていたと考えますが、公務員試験と民間企業は筆記試験において違いが多くあるため苦戦しました。
転職先の企業に求めた条件としては、福利厚生がしっかりしていることを重視しました。
また消防の勤務時は寮に住んでいたため、家賃等がかかっていませんでした。
そのため家賃等も補助が出るか等も求める女権としてはありました。
転職を相談できる人がいなくて大変だった
転職活動時は消防の方が有給等を申請できなかったため、現在の企業の方に採用試験の日程を変更してもらったりと日程の変更等がとても大変でした。
また、消防では転職を考えている等の相談をできるような人がいなかったのが一番の問題と考えました。
また、企業の内定をもらってからも有給等を消化できず、約3か月きつい勤務を強いられました。
消防の職務柄、転職する人には災害等にも出動させないなどをするところもあるみたいです。
人事課で新規採用者の職場案内などを担当
転職先の仕事業務は主に人事課として、新規採用者への職場の案内、採用試験の実施等を主に行っています。
また、職場内での相談センター等も人事課で行っており、現在はメンタルヘルス等の資格取得にも努めています。
また、職場は高速道路等のインフラ業を主に行っているため、国土交通省等の国の機関等とも連絡体制を常にとっているなどほかの職種では体験できないこともたくさんあり、充実して日々をおくれています。
また、最近では企業紹介のパンフレット等の作成を任されており、私が企業を受ける際にどのようなことを重点に置いたか等を考えながら、かつ、上司とも相談しあえながらいい環境で作成を行っています。
休み時間を活用し、職場のことを深く知るため勉強等も自主的に行っています。
人間関係が良好!分からないことも聞きやすい
福利厚生が充実している。給料面も平均水準よりは高く感じ、寮や宿舎等もついているため、貯金等もできるなど若手には育成するためのいい環境が整っていることが決め手の一つです。
また、職場内での人間関係も良好そうだったことも決めてです。
転職してよかったことは、前職と比べて人間関係が良好なところです。
前職の時は、休みの日などに職場の人間を見たくもなかったですが、現在では休みの日も職場の同僚と遊びに行ったり、ご飯食べに行ったりと毎日が楽しく感じています。
また、職務的にも分からないことが聞きやすい環境であり、相談に乗ってくれる上司もいます。
前職ではそういうのがなかったと感じています。
想像と違ったことは、入社したらまず、現場で長く働くと感じていたのが、最初から人事課に配属になったことです。
それに伴い、会社のこと等をあまり知らない中での業務で最初は上司に迷惑を多くかけていてしまいました。
そこが自分の中では満足できていなかったことでもあります。
しかし、そんな中でも優しく教えてくれ、相談にも乗ってくれる上司や同僚と出会えたことがよかったことです。
希望の企業の紹介や福利厚生等をよく考えて決めて!
今の仕事を辞めたいと考えているならば、転職するべきだと私は感じています。
毎日が嫌で嫌でたまらない日々も、転職し成功した際にはなんであんなことで悩んでいたのだろうと考えるほどです。
転職の際には、希望の企業の紹介や福利厚生等をよく考えて決めることが重要と考えます。
くれぐれもまた転職を考えるようなことがないように。