消防士を辞めたかったmoparさん(30歳・男性・群馬県)が転職した体験談です。
仕事内容 | 群馬県の消防隊所属の消防士からフィットネス業界のパーソナルトレーナーに転職 |
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年収 | 350万円から400万円にアップ |
近所の消防隊員を見てカッコいいと思って
消防士を目指すきっかけは、近所に消防署があったことが関係しています。
学校に行くときに消防署の中を見ると、元気が良いかけ声と共に消防隊員が動き回っている姿がありました。
その時に格好良いと思ったのがきっかけです。
高校卒業後に採用試験を受けましたが、その時は筆記試験で不合格になったので専門学校に一年間通って再度試験を受けて合格しました。
仕事の具体的な内容は消防技術を高める訓練とデスクワークが主な仕事です。
体力勝負だと思っている人が多いですが、体力以外の部分も非常に重要です。
書類を作成したり、パソコンを扱う機会も多いので、基本的な知識や技術は持っていた方が良いです。
経験年数は大体10年くらいだと思います。
筋トレが大好き、10年前とは見違える肉体に!
辞めようと思った理由はいくつかありますが、一番の理由はトレーニングにのめりこんでしまったことだと思います。
消防隊員は筋力トレーニングを行うのですが、筋力のレベルは人それぞれで、真剣にトレーニングしない人もたくさんいます。
私はトレーニングが大好きで、真剣にトレーニングをした結果、10年前とは見違えるような肉体になりました。
コンテストにも出場して、入賞するレベルにまで達しました。
そのくらいから「もっと質が高いトレーニングがしたい」、「トレーニングを教えることで人の役に立ちたい」という気持ちが芽生えるようになりました。
そこで私は思い切ってまったく別のフィットネス業界という業種に転職することを決めました。
ジム経営者からSNSでスカウトされて転職が決定
私の転職活動は少し変わっていて、SNSがきっかけになって転職が決まりました。
コンテストで知り合った方がトレーニングジムを経営されていて、私をSNSでスカウトしてくれました。
以前から私がフィットネス業界に興味を持っていることを知っていてくれたので、声をかけてくれたそうです。
私はこれ以上ないチャンスだと思い、すぐに返事をしてその方のトレーニングジムでパーソナルトレーナーをしています。出会いに感謝しています。
転職先に求めた条件は質の高いトレーニングができること、私を必要としてくれる人がいることの二つです。
パーソナルトレーナーはお客様に必要とされなければ存在価値はゼロですし、給料もいただくことは出来ません。
消防士を辞めて周りからかなり怒られた…
30歳で消防士をやめたので、周りからかなり怒られました。
「安定している職業なのにもったいない」、「パーソナルトレーナーでは生活することは出来ないかもしれないだろう」という意見をたくさんいただきました。
しかし、一度しかない人生なので好きなことに挑戦してよかったと思います。
転職活動中のエピソードとしては、消防士をやめて、パーソナルトレーナーの勉強をしているときに大学生と間違えられたことです。
見た目は結構若いですが、大学生に間違えられるとは思いませんでした。
トレーニングや食生活の指導に必要な資格を取得
パーソナルトレーナーはお客様の要望に応えるためにトレーニングプランを組んだり、トレーニング方法を指導するのが主な役割です。
また、体つくりには食事管理が欠かせないので食生活の指導も行っています。
食生活の指導を行うので、栄養学についても学びました。
管理栄養士の資格も持っているので、トレーニングをしている方に最適な食事、メニューを提案することも可能です。
パーソナルトレーナーは資格がなくてもできる仕事ですが、私は一応基本となる資格は取得しています。
初心者の方の場合、しっかりとしたフォームでトレーニング出来ていない方がほとんどです。
そのまま間違ったフォームでトレーニングを続けていると思ったように体が変化しないので、正しいフォームなどを指導させていただきます。
お客様の喜ぶ顔が見れる!パーソナルトレーナーは楽しい
今の会社に決めた最大の理由は、私を必要としてくれたからです。
これが一番大きく関係していますし、非常に喜ばしいことです。
大好きなトレーニングを仕事にすることが出来て、お客様の喜ぶ顔も見ることができるので最高です。
パーソナルトレーナーになってよかったことは仕事が楽しいということです。
消防士も好きな仕事でしたが、さらに好きなことを見つけてしまったので、今の方が充実しています。
フィットネス業界で仕事をするには、トレーニングの技術や知識だけではなく、接客する能力やコミュニケーション技術も非常に大切だということに気が付きました。
これは実際にやってみないとわからないことだと思います。
パーソナルトレーナーはサービス業の面も兼ね備えていると思います。
満足できなかったことはほとんどないですが、自分がトレーニングする時間は自分で見つける必要があるということです。
お客様の依頼がない早朝、もしくは勤務終了後の夜にトレーニングをすることが増えました。
朝は6時に起きて、夜は12時前に就寝、お酒をやめて規則正しい生活を送るようになっています。
別業種・職種への転職は準備が非常に大切!
私と同じように元々の仕事から別業種・職種への転職を検討している人へアドバイスを送るとすれば、準備が非常に大切だということです。
まったく違う世界に飛び込むにはそれなりに準備をして、計画を立てないと上手くいかないです。
最低でも半年以上は準備しておいた方が良いです。
転職したいと思っている業種の人の意見を聞くことも大切です。