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雑誌や書籍、マンガなどを出版する上で欠かせないのが、その全てを取りまとめる編集者。最近では紙媒体の出版社に限らず、Webメディアなどに活躍の場が広がっています。
仕事内容は企画の立案から取材、校正など様々です。
独自の視点やセンス、スケジュール管理、各所とのコミュニケーションなど幅広いスキルが求められます。
編集者の腕によって出版物の良し悪しが大きく変わることもあり、やりがいも大きいですがその分苦労も多いですよね。
そんな編集者を辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。
元編集者5人の体験談・口コミを紹介しながら、転職成功のコツを解説します。
編集者の転職理由はNo.1は「激務の割りに稼げない」
編集者を辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、5人の転職理由を調べてみました。
1位 | 激務の割りに稼げない | 3人 |
---|---|---|
2位 | 編集者としての才覚がなかった | 1人 |
出版社の業績不振 | 1人 |
20代男性
編集者にとって期日は絶対です。「この日までに完成させなければならない」というのが第一優先のため、休日出勤や残業も避けられません。
中には何日も家に帰れないケースも。
しかも、残業代がつかない・休日出勤の手当てがないといった環境が多く、結果的に「勤務時間の割りに稼げない」という不満を抱く方が多いです。
将来を考えると、金銭的にも体力的にももっと余裕のある暮らしがしたい、と思うのは当然でしょう。
30代女性
クリエイターやライターの魅力が活きる企画を提案したり、ユーザーのニーズにあった形に仕上げたりと、商品として売れるものにするには編集者の手腕が必要です。
経験や知識、センスなど、努力だけではどうにもならないものもありますよね。
周りに優秀な編集者がいると、その人と自分を比べて劣等感を持つこともあるでしょう。
そういった点で「自分は編集者に向いていない」と感じてしまうと、ハードな業務は大きな負担になってしまいます。
合わないと感じたら無理をせず、全く違う職種にチャレンジすることも大事です。
このほかに「会社の業績不振から退職を迫られてしまった」という方もいました。
出版不況と言われて久しい昨今、会社の業務縮小などから将来に不安を感じて編集者から転職する方も少なくないと感じます。
編集者を辞めた人の転職先は?事務職が人気
編集者は企画構成、取材、校正など様々な業務をこなします。
一般的なPC作業は人並み以上にできる方がほとんどですし、スケジュール管理などマネジメント能力も高いのが特徴です。
新しい情報に敏感で、知識を深く追求したり広く収集したりといった面もありますね。
こうした能力は未経験の異業種でも重宝がられるはずです。
編集者からの転職では、「柔軟な対応力、応用力、幅広い経験値」が大きな武器となります。
それでは、元編集者の方々はどのように転職を成功させたのでしょうか。
辞めた後の転職先についてまとめました。
事務職への転職成功例
20代女性
30代女性
激務の編集者を辞めて転職するということで、「休みが取れる」「残業が少ない」といった条件を重視する方が多いです。
そういった点では事務職が選ばれやすいですね。
PC作業が全くの未経験というわけでもないので、使い慣れたソフトと転職先のニーズが合えばPRしやすいはず。
販売・営業職への転職成功例
20代女性
アパレルの販売や営業職へ転職した方もいました。
編集者は、ライターや漫画家、デザイナー、カメラマン、印刷所など多くの人たちを束ねてプロジェクトを進めるので、対人コミュニケーションの経験値が高いですね。
また、本質を捉える力・良いものを見極める目も持っています。
そうした経験や素質は、お客さんと直接やり取りする販売・営業でも活かされることでしょう。
ほかには
- 大学技術員
に転職した人がいました。ほとんどの人が派遣社員や契約社員ではなく、正社員として採用されています。
編集者からの転職におすすめ転職サイト・転職エージェント
編集者を辞める人が希望する転職先は、人によってさまざまです。
ですから、いろいろな業界の求人が幅広く揃っている大手の転職サイトか転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。
まずは体験談でも利用者が多かったリクナビNEXTを紹介します。
「リクナビNEXT」には登録しておこう
「リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。
特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。
また、すぐに辞めるつもりがなくてもリクナビNEXTには登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。
「編集業務で培ったマネジメント力」を自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。
相談したいなら「リクルートエージェント」
「リクルートエージェント」もリクルートが運営している転職成功実績No.1の転職支援サービスです。
リクルートエージェントでは専任のコンサルタントが、志望動機など履歴書の書き方から面接対策までサポートしてくれます。
就職活動・転職活動の経験が少ない人にとっては、いろいろ相談できて心強いサービスです。
リクルートエージェントも求人数は15万件以上あるので、いろいろな仕事から選べますよ。
編集者からの転職で年収はキープできる?
残業代が出ないなど、勤務時間と収入のバランスに不満を持つ方が多い編集者。転職でどう給料が変わるのかは気になるところですね。
年収アップ | 2人 |
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ほぼ変わらず | 2人 |
年収ダウン | 1人 |
年収ダウンしたのは1人。専門誌編集から残業がほとんどない事務への転職で、収入が下がってしまいました。
それ以外は、ほぼ変わらない・年収が増えた方が2人ずつ。
全体的に、残業や休日出勤が増えてかつ給料はキープあるいは増えているという方が多かったです。
中には年収が50万円アップした方もいました。
編集者からの転職では給料が上がる可能性も十分にありますし、なにより休日やプライベートな時間を確保できて労働環境の改善が見込めるでしょう。
編集者を辞めてよかったところは「仕事が楽しい」「休日に休める」
転職サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。
仕事が楽しい
20代女性
20代女性
編集者を辞めてよかったこととして「以前より仕事が楽しい」「やりがいがある」という声が多く集まりました。
同じ勤務時間・給料だったとしても、自分が楽しいと思えるかどうかで毎日の過ごしやすさは大きく変わります。
これから先も毎日出勤し働いていくのですから、満足感や幸福感のある仕事を選びたいものですよね。
休みが増えた・残業が減った
20代男性
20代女性
休日出勤、深夜までの残業など長時間労働が常態化している編集業界に比べると、他業種ではしっかり休めるところが多いです。
長時間労働の末に体を壊してしまうこともありますから、きちんと休養できるのは重要なポイント。
プライベートな時間を確保できる・オンオフを切り替えられることで、仕事のヤル気もアップするでしょう。
現状に不満があるなら、新しい世界に飛び込もう!
編集者としての経験しかないと、他の場所でやっていけるだろうか?と心配になりますよね。
幅広い対応力と激務をこなすポテンシャルがあれば、他業種でも力を発揮できるはずです。
全く違った職に就くと、新しい経験や出会いによって世界が大きく広がり、自分も成長してより大きな活躍ができるでしょう。
心身に負担になる働き方をつづけて、体を壊してしまっては元も子もありません。
また、不満を押し殺してまで続けなければならない仕事というものはありません。
1度きりの人生、自分の気持ちを大切にしてチャレンジしてくださいね。
転職は年齢が若いほど有利なことも多いので、いつか転職することを考えているなら、思い切って早めに行動しましょう。