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ひとつ案件が終わった時、納得のいく作品を作れたとき、いい評価を得られたとき、大きなやりがいを感じられるのがデザイナーの仕事。
よく憧れの職業のひとつとして挙げられる仕事ですが、2ちゃんねる・5ちゃんねるでは愚痴や辞めたいといった声が多く寄せられています。
デザイナーを辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。
元デザイナー5人の体験談・口コミも紹介しながら、転職を成功させる方法・コツを解説します。
デザイナーの転職理由は「プライベートがない」「身体を壊した」が多い
デザイナーを辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、5人の転職理由を調べてみました(複数回答)。
1位 | プライベートがない | 5人 |
---|---|---|
2位 | 身体を壊した | 3人 |
3位 | 人間関係・職場の雰囲気が悪い | 2人 |
20代女性
30代女性
全員が「長時間労働」「土日がない」など“プライベートがない”といったことを挙げていました。
そんな労働環境の中、身体を壊したという人も少なくありません。体調に症状が出る人、自律神経失調症になる人、心を病んでしまう人もいます。若いうちはがんばれても、30代40代となると身体がついていかなくなり、年齢的に限界を感じることも。
ほかにも、子育ての両立ができなかった、仕事の多さゆえの人間関係や職場環境の悪さから業界を去る人もいました。プライベート時間が無いことは、心身ともに悪影響を与えてしまいます。
また、裁量労働制だと、つらい仕事をこなしても給料が安く、稼げないこともあります。
給料はスキルより、業界の相場で決まる傾向があります。つらい仕事を薄給でこなすより、一度、業界や仕事を変えるのも手ではないでしょうか。
一方、他業界でよくある「向いていない」といった理由で辞めた人はいませんでした。
デザイナーを辞めた人の転職先は?事務職が人気
せっかくデザイナーとしてキャリアを積んだのに、辞めてしまうのはもったいない。そう考えてしまう人もいますよね。
そんな中、元デザイナーはどのように転職を成功させたのでしょうか。次に選んだ転職先についてまとめました。
事務職の転職成功例
30代女性
元デザイナーは「残業がない・少ない」「土日休み」といった条件で探す人が多いです。
その条件にあい、かつ未経験でも挑戦しやすいのが事務職です。
中には、デザインスキルを持った人を採用したいという人もいます。会社でスキルを活かして働き、事務や経理が未経験であればそこで学んでいく、という形の方が働きやすいですよね。
また、代理店や制作会社などではない一般的な企業だと、デザイン業務を行っても長時間労働を回避しやすい傾向があります。身体を壊してしまった人も多いですが、このような形態だと50~60代になっても働きやすそうですよね。
介護職への転職成功例
40代女性
デザイナーの人は元々クリエイティブな作業が好きだという人も多いですよね。
ものづくりをするのはデザイナー職だけではありません。アパレルのほか、一般企業でも培ったスキルをフルに活用できます。異業界でも活躍してみませんか?
ほかには
- 測量会社の事務職
- 自動車保険のコールセンター
- パソコンメーカーのコールセンター
に転職した人がいました。ほとんどの人が派遣社員や契約社員ではなく、正社員として採用されています。
デザイナーからの転職におすすめ転職サイト・転職エージェント
デザイナーを辞める人が希望する転職先は、人によってさまざまです。
ですから、いろいろな業界の求人が幅広く揃っている大手の転職サイトか転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。
まずは体験談でも利用者が多かったリクナビNEXTを紹介します。
「リクナビNEXT」には登録しておこう
「リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。
特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。
また、すぐに辞めるつもりがなくてもリクナビNEXTには登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。
しっかり自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。
相談したいなら「リクルートエージェント」
「リクルートエージェント」もリクルートが運営している転職成功実績No.1の転職支援サービスです。
リクルートエージェントでは専任のコンサルタントが、志望動機など履歴書の書き方から面接対策までサポートしてくれます。
就職活動・転職活動の経験が少ない人にとっては、いろいろ相談できて心強いサービスです。
リクルートエージェントも求人数は15万件以上あるので、いろいろな仕事から選べますよ。
デザイナーからの転職で年収はどう変わる?
デザイナーからの転職前後での年収を比べてみました。
年収アップ | 1人 |
---|---|
ほぼ変わらず | 1人 |
年収ダウン | 3人 |
中には年収を100万円あげる人もいましたが、5人中3人がダウンしています。
しかし、長時間労働のデザイナー職から、ちゃんと帰れてしっかり休める職に転職した人ばかり。ワークライフバランスを考えての転職なので、一概に年収が低くなるからといって一概に転職失敗とは言えません。むしろ成功という人も多いです。
デザイナーを辞めてよかったところは「プライベートがある」や「やりがいがある」
転借サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。
残業がない!プライベートがある!
20代女性
30代女性
多かったのが、残業がなく、長時間労働や休日出勤もなくなったことからプライベートを満喫できるという声です。
やはり自分の時間をしっかり確保して、ワークライフバランスをとって働ける職場がいいですよね。
やりがいがある
20代女性
20代女性
転職をして、改めて自分が求められたり、一緒に働いて楽しい同僚ができたりすると嬉しいですよね。
リクルートグループの調査(求職トレンド調査)によると、転職をした理由は「職場の人間関係への不満があった」が給与・報酬に対する不満に次いで僅差で2位となりました。やはり快適に思う人間関係野中で働きたいですよね。
このままで大丈夫?辞めたいと思ったら無理せず転職!
“過労死ライン”が設けられても、長時間労働が横行しやすいのがデザイン職です。
自分自身の精神や体調を崩してしまい、取り返しのつかないことなる前に、決断することが大切だと思います。
ものづくりが好きだった人も、疲弊して「自分はこの仕事が好きだから」と思えないまま続けると、心身の調子を崩しやすいのではないでしょうか。
一度、今後、年齢を重ねてもこの仕事を続けていけるのか、いまの会社で、何のために働くのかを考えてみてください。
もしデザインが好きなのであれば、副業解禁する企業も多くなっているため、定時で帰れる仕事に務めて、副業としてクリエイティブを続ける手もあります。
いつか転職することを考えているなら、思い切って早めに行動しましょう。
悩んでいるうちに年齢が上がって、少しずつ転職しにくくなってしまいます。
未経験の仕事への転職は、若いほど希望に合った条件で転職しやすいので可能性が広がりますよ。