「塾講師を辞めてよかった」という9人の体験談を集めました。それぞれどんな事情・悩みがあったのか、ぜひ参考にしてください。
男性 | 女性 | |
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10代 | – | – |
20代 | 1人 | 3人 |
30代 | 2人 | 1人 |
40代 | 1人 | 1人 |
塾講師を辞めた理由ランキング
小学生から受験生まで、様々な年代・教科の指導を行う塾講師。子供たちの成長や関わりにはやりがいを感じますよね。
そんな塾講師の仕事を辞める理由とはどんなものが多いのでしょうか。
9人の体験談から調査してまとめてみました(複数回答)。
【1位】残業が多い、プライベートな時間がない(5人)
塾に通う生徒には学校生活がありますから、平日は学校が終わってから、休日は朝から夜までという営業スタイルになります。
事務処理や教材の準備といった授業時間外の業務も多数あり、塾講師を辞めた理由を「深夜まで残業が続いてつらい」とした方が多かったです。
また、受験シーズンや長期休暇(夏休みや冬休みの講習)など、季節によって業務時間が変わったり、1ヶ月や半年休みがなくなったりと、ブラックな勤務体制になる塾もあります。
「家族との時間がほしい」「親の介護に対応したい」などプライベートの時間確保を目的に転職した方もいました。
【2位】給料が安い(3人)
塾講師の業務内容は、授業のための下調べや教材の用意、授業自体、生徒ごとのフォロー、保護者の対応と多岐にわたります。
生徒のレベルや性格、保護者の要望などを加味しながらの指導は、頭も神経も使うハードな仕事です。
しかし業務量やその繊細さのわりに給料が安く、稼げないと感じる人は少なくありません。
アルバイトからそのまま就職する方が多い業界のせいか、なかなか昇給しない傾向もあります。
【3位】保護者への対応、営業がつらい(2人)
塾に通うのは生徒たちですが、その費用を支払うのは保護者です。
新しい講習や教材を勧めたり、退会を引き止めたりといった保護者への営業も塾講師の仕事のひとつ。
ノルマのために営業をかけることに罪悪感を感じたり、営業ノルマを達成できないと上層部から叱責されたりと、大変だったことに保護者への対応や営業を挙げる方たちもいました。
【4位】反抗期の生徒への対応に疲弊(1人)
学習塾では、様々な年齢や性格の生徒を指導しなければなりません。
人間同士なのでどうしても相性もありますし、10代で不安定な生徒も多いです。
生徒との信頼関係を上手く築けず自分の精神が疲弊してしまうというケースもあります。
【4位】指導方針の違い(1人)
現場の塾講師は生徒たちと直接関わっていますから、それぞれの性格などを考慮した指導を行っていますが、上層部からは利益を重視した運営を求められることもありますよね。
そうした指導方針の違いを受け入れられず転職した方がいました。
【4位】経営不振(1人)
少子化のため、経営状態が厳しい塾も少なくありません。
グループ内で赤字の校舎が増える、経費を立て替えさせられ清算も遅れるなど、将来に不安を感じて転職を決断した方がいました。
以上が塾講師を辞めた理由です。授業以外の面で転職を考えた方が多かったですね。
塾講師を辞めた後の転職先はどんなところが多い?
塾講師を辞めた人は、どうやって転職活動して、どんな仕事に転職したのでしょうか。「塾講師からの転職」については、こちらの記事にまとめたので読んでみてください。