自衛隊を辞める原因はきついから?パワハラや人間関係は?

自衛隊辞めたい

「自衛隊を辞めてよかった」という7人の体験談を集めました。どんな悩みや不満があって辞めたのか、参考にしてみてください。

体験談プロフィール
男性 女性
10代
20代 3人 3人
30代 1人
40代

自衛隊なんてやめとけ!辞めた理由ランキング

国防を担う自衛隊。

所属する自衛隊員(自衛官)は特別職国家公務員です。

有事に備えた訓練のほか、災害救助、海外派遣などの任務をこなしています。

所属によって細かく業務や訓練は違いますが、それぞれが国民の平和・日常を守るために日夜訓練や任務に励む重要な存在です。

そんな自衛隊を実際に辞める理由はどんなものが多いのでしょうか。

7人の体験談から調査してまとめてみました(複数回答)。

【1位】寮生活がつらい(4人)

若手の自衛隊員は、営舎内居住が原則です。

起床から就寝まで分刻みのスケジュールで集団行動しなくてはならない、プライベートな空間がない、といった閉塞感が付いてまわります。

生活全てが仕事の一部と言える環境なので、「残業」といった考えがなく自然とサービス残業的に働き続けたり、個人的な時間がなかったりと、心身が休まらず参ってしまう方もいます。

休日には外出も可能ですが、上官の許可が必要な場合もあり、外泊禁止で遠方の実家に帰れないということも。

規則・立場から仕方がないこととはいえ、民間人なら当たり前にできる生活ができないというのは、大きなストレスとなりますよね。

【2位】人間関係(3人)

自衛隊内の雰囲気はいわゆる体育会系です。

先輩・上官の命令は絶対であり、ときには理不尽な指導も行われます。

自衛隊の任務上、指揮系統や命令の遵守が重要ですから、そうした姿勢の訓練と言った意味合いもあるでしょう。

しかし中には単なるストレス発散として後輩にきつく当たる人もいて、いじめやパワハラにエスカレートしているケースも見受けられます。

自衛隊は男性隊員のほうが多い男性社会ということもあって「女性隊員へのセクハラや嫌がらせが多かった」という体験談も寄せられました。

自衛隊員は職場のみならず私生活も共にするので、人間関係での問題は負担が大きいですね。

【3位】他の仕事がしたい(2人)

若手の多くは、2~3年の任期制自衛官になります。

もちろん任期満了後も続けて自衛隊に務めることもできますが、任期の節目には続けるか転職するかの選択をします。

そのタイミングで「他の仕事がしたい」「自衛隊は向いていなかった」と辞める人は多いです。

【3位】子育てとの両立が難しい(1人)

自衛隊員は公務員なので、産休や育休はしっかり取れます。

しかし、任務や昇進試験のためには子どもを預けて長期間離れる場合もあります。

今回の調査では「自衛隊員として務め続けるために必要な試験・教育課程(約1年)の間に子どもを預ける先がない」「子どもと一緒に過ごしたい」と言った理由から転職を決めたママ自衛官もいました。

以上が自衛隊を辞めた理由です。

自衛隊から転職する方は、30代40代より20代が多いです。新人のころほど環境や指導が厳しいこと、新人は任期制なので中途退職しやすいことが原因でしょう。

自衛隊を辞めた後の転職先はどんな会社・職種が多い?

自衛隊を辞めて別の道に進んだ人は、どうやって転職活動して、どんな仕事に就くことが多いのでしょうか。こちらの記事にまとめたので読んでみてください。

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