「美容師を辞めてよかった」という5人の体験談を集めました。どんな悩みや不満があって辞めたのか、参考にしてみてください。
男性 | 女性 | |
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10代 | – | – |
20代 | 1人 | 4人 |
30代 | – | – |
40代 | – | – |
美容師を辞めた理由ランキング
美容師は、国家資格「美容師免許」を有する美容のプロフェッショナル。
ヘアカットやカラー、パーマ、アレンジなどの技術で、お客様の希望をサポートする仕事です。
最近では、ヘッドスパ、メイク、マッサージなど幅広いサービスを提供するサロンも増えています。
技術だけでなく、お客様と密に接しそれぞれに合わせた対応が必要なので、苦労も多い職種ですね。
そんな美容師を辞める理由はどんなものが多いのでしょうか。
5人の体験談から現場の本音を調査してまとめました。(複数回答)
【1位】休みがなく体力的にきつい(5人)
美容師を辞めた理由として、「休みがないので体力的にしんどい」「プライベートな時間が取れない」といった意見がなんと5人全員から挙げられました。
最近は、朝早くから夜遅くまで営業しているサロンも増えています。
営業中はほとんど立ちっぱなし、忙しいと昼食を食べる時間さえないことも。
また、新しいスキルやツール、流行を身に付けるために開店前や閉店後に研究やトレーニングの時間が必要で、帰宅が深夜になることも珍しくありません。
休日にも勉強のためにショーや講習会に参加することがありますから、十分な休息を取るのが難しいわけですね。
美容師は国家資格が必要なため、「美容師になりたい!」と強く希望してなる方が多いものです。
その分熱心にトレーニングなどに励むのですが、朝から晩まで毎日休む間もないと、心身ともに大変になってしまうのは当然のこと。
どんなに好きな仕事でも、イヤになってしまうことすらあるでしょう。
また、シャンプーやカット、パーマやカラーの薬剤といった刺激で手荒れ・肌荒れを起こしてしまう方や、立ち仕事で足腰を痛めてしまう方もいます。
今回の調査でも「手荒れが腕から首、顔まで広がってしまった」「ヘルニアを発症した」という経験談が寄せられました。
体を壊してまで続けるべき仕事などないので、自分を労われる職を選びたいものですね。
【2位】給料が低い(2人)
勤務時間が長い上、プライベートの時間もトレーニングや研究に費やすことの多い美容師。
しかし、トレーニングや講習会はあくまで個人的なものとして、残業代などの手当てが出ないサロンが多いです。
また、サロン専売品や指名など歩合制を取っているサロンなど、基本給がとても低いケースもあります。
しかも練習用マネキンやハサミ、営業用の服など仕事上の出費もあります。
そうした点から「勤務時間の割りに稼げない」と感じる方もいました。
お金は生活や将来設計に大きく関わるので、働いた分お金にならないとつらいですよね。
【2位】他の仕事に挑戦したい(2人)
「他の仕事をしてみたい」という意見もありました。
美容師の仕事に憧れて就職した方でも、実際に働いてみると「自分に向いていない」「やめとけばよかった」と感じる場合もあります。
また、働くうちに他の職種に興味が出ることもあるでしょう。
美容師は離職率の高い傾向がありますが、国家資格があることで「またいつでも美容師として働ける」という安心感があり別の仕事にチャレンジしやすいのも理由のひとつです。
【3位】人間関係(1人)
「スタッフ間の関係がギスギスしていた」という不満が挙がりました。
美容師は、見習いやアシスタント、スタイリストと立場がはっきり別れます。
また、若手の20代より30代、経験豊富な40代と、年齢で序列が決まることもあります。
先輩によっては指導の仕方がきつかったり、パワハラめいた言動をする方もいますよね。
仕事内容そのものではなく人間関係で不満がある場合は、自分の努力では解決できないものが多いので、さっさと転職するのがおすすめです。
以上が美容師を辞めた理由です。
美容師を辞めた後の転職先はどんな会社・職種が多い?
美容師を辞めて別の道に進んだ人は、どうやって転職活動して、どんな仕事に就くことが多いのでしょうか。こちらの記事にまとめたので読んでみてください。