「アパレル店員を辞めてよかった」という18人もの体験談を集めました。どんな悩みや不満があって辞めたのか、参考にしてみてください。
男性 | 女性 | |
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10代 | – | – |
20代 | 4人 | 13人 |
30代 | – | 1人 |
40代 | – | – |
アパレル店員を辞めた理由ランキング
各ブランドの店舗やセレクトショップなどで、洋服を販売するアパレル店員。
お客様に合わせたコーディネイトを提案したり、自身で商品を着こなしてブランドの雰囲気・世界観を表現したりと、高いコミュニケーション力とファッションセンスが必要な仕事です。
また、商品のディスプレイや清掃、在庫管理、検品、クレーム対応など、気持ちのいい買い物ができるように幅広い業務をこなします。
中には、デザインや仕入れに関わることも。
同じアパレル店員でも、ティーン向け、子供服、メンズなどターゲット層によっても対応は違うので、広い視野と柔軟な対応力も必要です。
そんなアパレル店員を実際に辞める理由はどんなものが多いのでしょうか。
18人の体験談から調査してまとめてみました(複数回答)。
【1位】労働時間が長い・休めない(10人)
アパレル店員を辞めた理由として一番多かったのが、「労働時間が長い」「休めない」というものでした。
アパレル定員の勤務時間は店の営業時間だけでなく、事務処理や清掃、在庫管理、商品レイアウトなどの業務があります。
忙しい時期だと残業が月に100時間を超えて精神的に参ってしまった方、職場で年越しをしたという方もいました。
休日出勤をしたり、有給が取れなかったりといった体験談もあり、アパレル業界全体で人手不足の常態化が見られます。
仕事は大事とはいえ、自分の健康や生活を削ってまで働くのはつらいですよね。
【2位】給料が安い(8人)
「労働時間のわりに稼げない」という意見も多く集まりました。
アパレル業界では、正社員でも時給制だったり、残業代や休日出勤手当てが出なかったりというケースが珍しくありません。
そのため、他の職種に比べると平均年収は高くないのです。
加えて販売員には、お店の商品を購入して身に付ける義務を課す企業がほとんどです。多少の割引はありますが、毎月新しい服を買わなければならないので出費がかさみます。
1ヶ月休みも満足に無く働きづくめなのに、十分な給料がないというのは精神的にきついものがありますね。
【3位】人間関係(6人)
「上司からのパワハラに耐えられなかった」「職場の派閥関係がストレス」といった人間関係の問題も挙がりました。
アパレル店員は女性が多いためか、人間関係が複雑な傾向があります。
販売ノルマが課される店舗では、あまり商品が売れないと周囲からのキツく当たられることも。
労働以外の部分で疲れたり、気を使ったりするのは想像以上に負担が大きいです。
人間関係は努力で改善することが難しいので、問題を感じたらすぐ転職してしまうのが賢い対策と言えるでしょう。
【4位】将来を考えて(3人)
「若いうちは何とかなるけど、この働き方を一生続けるのはムリ」「他の業種を経験して広い視野を持ちたい」など、将来設計を考えてアパレル店員を辞めたという方もいました。
アパレル店員はあまり昇給が見込めません。
店長などに出世しても給料はほとんど増えず、責任や業務が増えるばかり・・・というのが現状です。
体力面、金銭面などを考えた時、「一生ここで働く気にはなれない」と思うなら早めの転職をおすすめします。
【5位】体を壊した(2人)
シフト制や深夜までの残業、休日出勤など不規則な勤務になるアパレル店員。
また、1日中立ちっぱなしで足を休める暇もなかったり、重い在庫を運んだりと体力勝負な面が強いです。
そのため、「腰痛が悪化して続けられなくなった」など健康面での問題で辞める方もいます。
以上がアパレル店員を辞めた理由です。
アパレル店員を辞めた後の転職先はどんな会社・職種が多い?
アパレル店員を辞めて別の道に進んだ人は、どうやって転職活動して、どんな仕事に就くことが多いのでしょうか。こちらの記事にまとめたので読んでみてください。