自動車整備士からの転職を成功させる方法とは?人気の転職先も解説

整備士からの転職

PR

自動車の点検、整備、修理、調整などを行う専門家・自動車整備士。

整備不良は事故の原因になり得るため、社会的に重要な職業です。

そのため国家資格が必要で、正確な知識・技術が求められます。

そんな自動車整備士を辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか。

元自動車整備士5人の体験談・口コミも紹介しながら、転職を成功させる方法・コツを解説します。

自動車整備士の転職理由は「給料が安い」「拘束時間が長い」

自動車整備士を辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、5人の転職理由を調べてみました。(複数回答)

1位 給料が安い 5人
2位 拘束時間が長い 1人

30代男性

10余年を自動車整備士として勤めましたが、給料の安さに年々不満が募りました。残業代がつかず昇給もごくわずかで、同年代の平均年収に比べてかなり少ない収入です。せっかく資格を取得しましたが、業界全体が同じような感じなので、全く別の業種へと転職を決意しました

20代男性

整備士から転職した一番の理由は、給料です。若いうちは仕方がないと思いましたが、工場を仕切る上司の給与額も驚くほど低く、将来性がないと思いました。

全員が転職理由として挙げた「給料が安い」という点。

専門的な知識や技術が必要な国家資格職であるにも関わらず、自動車整備士の給料は平均よりも安い水準にあります。

基本給が安いだけでなく、残業代がない、ほとんど昇給しない、といった経験談が寄せられました。

せっかく取得した資格や日々の働きが正当に評価されないのでは、モチベーションが保てません。

金銭的に余裕がないと、「結婚したい」「子どもがほしい」あるいは「老後について」など将来への不安もあり、転職を考えるのも当然のことです。

20代男性

繁忙期は朝8時から深夜2時まで作業をするような毎日。空いた時間はピットの手伝いに入るので、休憩時間が10分程度しかない日もあります。休日も少なく、それでいて給料も安いのできついです。

転職の理由に「労働時間の長さ」を挙げた方もいました。

整備不良などから大事故につながる可能性もあり、自動車整備士の業務は神経を使いますし、体力仕事でもあります。

それなのに残業が多い・休日が少ないというのは体力的にも精神的にも負担が大きく、つらいものです。

仕事して帰って寝るだけという日々を繰り返していると、ライフワークバランスについて考えてしまいますよね。

他方で、「車が好きでこの道を選んだ」という方が多く、勉強して資格を取得していることもあり、他の業界・職種に多い「向いていない」という理由はありませんでした。

自動車整備士を辞めた人の転職先は?技術職が人気

自動車整備士は、車好きな方が多いですね。

自分の好きなものの知識を学び技術を磨いて国家資格を取得したということは、今後も、新しいスキルを学び身に付けていけるということです。

未経験の職種への転職では伸びしろに期待されていますから、学ぶ姿勢や吸収力は大きなアピールポイントになります。

また、車を所有する企業は多いので、専門的な知識があると思わぬ場面で頼りにされることもあるでしょう。

自動車整備士からの転職では、「資格取得の経験と専門知識」が転職の大きな武器になるはずです。

では、元自動車整備士の方々はどのように転職を成功させたのでしょうか。

自動車整備士を辞めた後、次に選んだ転職先についてまとめました。

専門職への転職成功例

30代男性

現在、洋食店でコックをしています。車が好きで選んだ自動車整備士を辞めて転職しましたが、また自分の好きな料理を学んで料理人になれたので満足しています。

20代男性

国家資格の電気工事士を取って、マンションや戸建て住宅で電気の配線工事を行っています。

コツコツ勉強して自動車整備士になった方は好きなものを突き詰めていくのが得意な傾向があり、専門的な職業に向いています。

また、公務員など試験がある職種、不動産業や保険業といった資格があると有利な職種もおすすめです。

興味のある業種があるなら、積極的に資格取得などをしていくと、未経験の職でも転職しやすいですね。

運送業への転職成功例

20代男性

トラックドライバーに転職しました。主な業務は積み込みや配送ですが、前職の経験からときどきトラックの整備士役もしています。

「車が好き」「運転が好き」という方が多いので、運送業も人気があります。

商売道具である車のメンテナンスを自分でできるというのは、大きな強みになりますね。

ほかには

  • 生鮮食品卸売小売業
  • 外壁塗装営業

に転職した人がいました。派遣社員や契約社員ではなく、全員が正社員として採用されています。

全体的に、事務職のようなデスクワークより、技術職や営業など「自分で動く」タイプの業種が選ばれる傾向が強いです。

自動車整備士からの転職におすすめ転職サイト・転職エージェント

自動車整備士を辞める人が希望する転職先は、人によってさまざまです。
ですから、いろいろな業界の求人が幅広く揃っている大手の転職サイトか転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。

まずは体験談でも利用者が多かったリクナビNEXTを紹介します。

「リクナビNEXT」には登録しておこう

リクナビNEXT

リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。

特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。

また、すぐに辞めるつもりがなくてもリクナビNEXTには登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。

しっかり自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。

相談したいなら「リクルートエージェント」

リクルートエージェント」もリクルートが運営している転職成功実績No.1の転職支援サービスです。

リクルートエージェントでは専任のコンサルタントが、志望動機など履歴書の書き方から面接対策までサポートしてくれます。
就職活動・転職活動の経験が少ない人にとっては、いろいろ相談できて心強いサービスです。

リクルートエージェントも求人数は15万件以上あるので、いろいろな仕事から選べますよ。

自動車整備士から転職すると年収は上がる可能性大!

全員が「給料が低い」と転職を決めた自動車整備士。転職するからには給料アップを狙いたいですよね。

転職で実際に年収は上がるのか、転職前後の給料を比べてみました。

年収アップ 5人
ほぼ変わらず 0人
年収ダウン 0人

5人全員、転職により給料が増えていました。

中には250万から600万へと倍以上になった方もいます。

自動車整備士は業界全体の平均年収が低いので、転職で年収が上がる見込みは十分です。

自動車整備士を辞めてよかったところは「給料が増えた」や「仕事が楽しい」

転職サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。

給料が増えた

20代男性

外壁塗装の営業に転職し、給料は前職の約2倍になりました。営業は難しい面もありますが、頑張りが自分に還元されるのでやりがいを感じます。

20代男性

長距離トラックの運転はハードな面もありますが、給料も休みも増えたので家族も喜んでいます。

「お金を稼ぐ」というの仕事の大きな目的のひとつ。その点が満たされるのは満足度が高いですね。

金銭的な余裕があるとプライベートも充実するので、ますます仕事も頑張れるでしょう。

仕事が楽しい

30代男性

生鮮食品卸売会社の直売所で販売などをしています。今までと違い、お客様から直接「ありがとう」と言ってもらえるのが嬉しいです。

仕事は毎日の暮らしの軸になるので、そこを楽しめるかどうかで人生の充実度が大きく変わります。

業種はもちろん、職場環境や人間関係の影響もありますから、楽しいと感じられる職場というのは大切ですね。

現状に悩んでいるなら、転職で新しい道を切り開こう

自動車整備士は特殊な職業なので、他の業界への転職は不安を感じるでしょう。

また、せっかく勉強して資格を取ったのにもったいない、といった気持ちもあるかもしれません。

しかし、現状の不安を抱えたまま歳を重ねていくほうが、人生がもったいないです。

自動車整備士をしていた経験は、他の職種でも必ず役に立ちます。

取った資格が消えてしまうわけではなく、もし転職が上手くいかなかったらまた自動車整備士に戻ることもできるでしょう。

未経験の業種への転職は、若いときほど可能性が大きく有利。

悩んでいるうちに年齢が上がり、条件が悪くなってしまう可能性が高いので、なるべく早いうちに転職活動をするのがおすすめです。

自分の未来を切り開けるのはあなた自身だけです。少しの勇気で一歩踏み出しましょう。