コールセンター勤務を辞めたかったぺんぎんみさこさん(28歳・女性・東京都)が転職した体験談です。
仕事内容 | 衛星放送関連のコールセンターのオペレーター、現場管理者から人材業界の営業に転職 |
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年収 | 420万円から400万円にダウン |
1年就職浪人するつもりが、ステップアップしながら4年半!
私が大学を卒業したときは超就職氷河期で希望するような就職先が見つからず、もう1年就職浪人するつもりでアルバイトでコールセンターへ勤務しました。
何百人とオペレーターがいる大型のコールセンターで、衛星放送サービスを使っているお客様からの問い合わせ対応をオペレーターとして1年経験しました。
その後2年目からは、現場のリーダーとして、新人オペレーターの指導育成も経験しました。
3年目からはスーパーバイザーとして現場の管理監督をしていました。
意欲があれば、アルバイトや契約社員でもいろいろやらせてくれる会社だったので、通常業務をしながら、クライアントへの提案営業や、社内のインストラクターの資格を取得して、セールストークの向上の研修講師などもしていました。
通算で4年6か月ほど勤務しました。
正社員になってスキルアップもしたいから異業種へ!
辞めようと思った理由は、大学卒業なのに安定的な雇用形態(正社員)で働けていなかったことが一番大きな理由です。
また、仮に社員になった場合でも、コールセンターの業界は地方への転勤が多い業界でもあるため、女性の私が長く働くことは難しいと判断したことがきっかけです。
コールセンターのオペレーターや現場管理は、電話対応やサービス力などのスキルはつくと思いますが、センターにいる限りはそれ以上の飛躍を感じられなかったのも正直あり、全くの異業種へ転職することを考えました。
また、コールセンターのようにチームワークで動かす中では、やる気のある人間が空回りすることも多かったので、個人の力で売れるような営業をしたいとも思って、異業種・異職種を目指すことにしました。
エージェントのアドバイスを聞きながらWebサイトに応募!
当時の転職活動の方法としては、エージェントとWebサイトを用いての活動と2軸で行いました。
エージェントは、リクルートエージェント(現リクルートキャリア)のみに相談に行き、同社のキャリアアドバイザーを介して求人のご紹介を受けていました
Webサイトはリクナビネクストとenジャパンが運営するエン社会人の転職を使用しました。
エージェントからのアドバイスも聞きながら、どのような業界にいくべきかを考え、最終的にはWebサイトから自分で応募した企業に内定をもらい入社が決まりました。
転職先への希望としては、最初はかなり広く条件をもって動いていました。
・職種:営業職(個人の力を試したい)
・業界:なんでも。興味があったのは人材、ブライダル、不動産など
・年収:こだわらず。正社員で採用してくれるところはどこでも受けました。
・勤務地:東京
コールセンター時代は、地元の神奈川にいましたが、東京で挑戦したいと思って東京に限定していました。
転職活動中は1人で悩んで孤独だった…
転職活動中に一番悩んだことは、転職については周囲の誰にも相談ができなかったことでした。
まず何から手を付けたら良いかもわからない中だったので、インターネットで「転職」と検索するところから始め、エージェントの存在と、転職サイトを知ることになりました。
転職活動自体は順調に進んだものの、実際に次の転職先を絞るタイミングで、周りの人に相談することができず、かなり一人で悩みました。
最後は家族に相談しましたが、一人で悩んでいた時間はとても長く、孤独を感じました。
人材業界でキャリアコンサルタントに!
転職活動の際に、一人で悩み孤独を感じた経験があったため、結局、人材業界で同じ悩みを持つ人を助けたいと思い、キャリアコンサルタントに就職することになりました。
未経験で受け入れてくれる会社を探し、応募と面接をして、無事に入社しました。
入社後は、まず求職者との対応方法や人材業界のことを勉強する期間を経て、2か月後に一人のキャリアコンサルタントとしてデビューしました。
現在の仕事は、求職者の方のスカウト業務、求職者との面談や悩み相談、企業のご紹介、応募書類の書き方アドバイスや、面接の対策面談、入社までのフォローと入社した後のサポートもしています。
既に10年以上が経過しましたが、私の肌に合っている仕事です。
転職支援した方の活躍が一番の喜び!
会社の掲げる理念が、非常に共感できたことが大きかったです。
私の会社では、転職者に寄り添う姿勢を強く打ち出していることもあり、私がやりたいことに近いと思いました。
女性が、多く働いてる点も魅力の1つです。
よかったことは、とにかく自分のやりたいことにマッチしていて、10年以上も同じ会社で仕事ができていることです。
また会社の社風もあると思うのですが、いろいろなことを勉強させてくれる風土なので、チャレンジもさせてくれます。
また一番喜びとなっているのは、転職の支援をした求職者の方が何年もその会社で活躍したり、昇格したりするときです。
そのときの感謝の言葉は今でも大事な宝ものです。
あまり満足できなかったことは、とにかく仕事が忙しく、自分の時間を持ちにくいことです。
求職者との面談は、例えばランチタイムや、夜の就業後や土日となるため、私たちがご連絡できるのは同様にその時間帯です。
なので、遅い時は夜22時まで仕事をしたり、週末に仕事をしないといけない日があります。
仕事の特性上、そのような仕事のスタイルをもっと具体的に想像しておけば良かったと思いました。
転職エージェントは転職のプロ!
異業種への転職は、実際になじんで一人前になるためには時間を要します。
そのため、転職を考えている方は早めに動かれるほうが良いと思います。
また、Webや紙の情報だけでは実際と異なることもあるため、できる限り多くの企業と会ったり、訪問してみたほうが安心だと思います。
また、転職エージェントは「転職のプロ」なので、必ず相談するほうが良いと思います。