CAを辞めたかった元キャビンアテンダントさん(32歳・女性・東京都)が転職した体験談です。
仕事内容 | 国際線の日系航空会社CAから総合ビルの受付業務に転職 |
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年収 | 約350万円から300万円にダウン |
スペイン語や英語などの語学力を活用したくてCAに
大学を卒業後、専攻科目であったスペイン語や英語などの語学力を活かしたかったので、大手日系航空会社など複数応募した結果、前職の企業に就職することができました。
キャビンアテンダントの専門学校などには通っておりませんでしたので、入社当初は接客トレーニンが保安関係の勉強が大変でした。
入社後、数ヶ月後に各項目のテストに合格した社員が晴れて、CAとして飛行機に搭乗できました。
初めの数年は先輩CAの指導の元、様々なルールやスケジュール管理などを習得しました。
独り立ちするまで数年がかかり、それまでに長距離などの過密なスケジュールもこなせるようになっていました。
結果的に約6年を経験し、渡航した国は数知れずあります。
女性同士の競争や不規則な勤務体系から体調を崩し始めて
幼い頃から外国に携わる夢があり、海外に行くことが好きだった10代にキャビンアテンダントを目指し始めました。
しかし、幸運にも大手航空会社に採用されたものの、女性同士の競争や、不規則な勤務体系により、体調を崩し始めたのが転職を考えたきっかけになりました。
機内での接客業務やトレーニング、海外に渡航できるという仕事はとても楽しく、やりがいがありました。
また、当時付き合い始めた同じ航空会社の社員との噂なども出始め、仕事と私生活とのバランスが難しい時期でもありました。
まだまだ若い社員や契約社員もたくさんいたため、少なからず同期でも辞めてしまう人もいました。
最終的に、サービス業での経験と語学力を活かした転職をしようと思いました。
国内で転職がなく、海外に携わる仕事をしたい!
転職を考え始めてから、いくつかの転職サイトや航空会社に強いエージェントに連絡を取り始めました。
年齢的にも航空会社には転職や移動する人がいる業界なので、いざ仕事を探し始めると様々な職種がありました。
その中でもリクルートは過去の実績もあり、同じ業界でスキルを活かせる求人が多数ありました。
興味のある職種に何度か応募して行く中で、幸運にも良いタイミングで担当者から連絡がきました。
初めは興味本位でしたが、今では転職活動をして良かったと思います。
海外に携わる仕事を国内でもしたいと考えていたので、転職エージェントの担当者には、資格や経歴など事細かく伝えました。
転勤がないことも最大の条件で、長期勤務で残業も少なく、家から通える勤務先を希望していました。
退職から転職先での就労開始までの調整が慌ただしかった
前職をやめるタイミングと、次の転職先での就労開始までの調整が若干慌ただしかったと思います。
初めての転職ということもあり、以前の勤務時間とは全く異なる時間帯であることで、体調管理にも気をつけなければなりませんでした。
今までは、複数の同僚と共にチームで仕事をする機会が多いのに比べて、転職先はある程度、1人や2人体制で対応しなければなりません。
また、転職エージェントとの交渉などで、以前の額面給与額よりやや下がってしまったことに、当初は悩みました。
デスクワークも多く含まれる総合ビルの受付業務に
前職の有給消化により退職は円満にできたものの、転職先にはCAと違った社会人としてのマナーなどの知識が必要です。
転職先の仕事内容は、総合ビルの受付業務でパソコンによるスケジュール管理やリストなどの作成など、デスクワークも多く含まれています。
就業時間や休み時間がきっちり決められており、残業はありません。
来客の数によっては、一日に応対する人数が増え、管理業務も多忙になります。
定時に帰社できるとパソコン教室や語学力向上のため、自分でスキルアップしなけれないけません。
以前のように研修や訓練などがないので、今後も転職するにあたり自分なりに資格などを取得しなければならず、他の同僚などとの交流が以前と比べ減り、自分の時間が多く確保できます。
通勤1時間以内!残業がほとんどなくプライベートも充実
初めての転職先を決定づけたことは、勤務先でした。
今までは様々な国に渡航する仕事がメインだったのに対し、転職先は勤務地が固定されています。
自宅からも1時間以内で通勤できるので、今までにできなかった寄り道など、プライベートも充実できる勤務時間です。
転職して良かったことは、残業がほとんどないことです。
他のオフィスワークは残業が発生したりする場合があるのに対して、受付業務はきっちり開始時間と終了時間が週5日で決められています。
前職よりは体力的には楽になったものの、給与や同僚との交流が減ってしまったことに若干不満を感じます。
また、女性が多い職場なので休暇を交代などで取りやすいと思っていましたが、予想以上に有給を使用できるタイミングがありません。
同じ同僚でも契約社員や派遣社員もいるため、産休や自己都合などで、同僚が入れ替わることもしばしばあります。
その為、定着し長く働き続けている先輩はいませんでした。
キャリアを考えるという面で、スキルや時間を有効に活かせる職場としてはとても満足がある転職先でしたが、数年後には新たに転職を考えなければいけません。
最低でも3年務めると社会人としての自信がつく!
正社員として入社後、仕事にはやりがいをもち、様々な業務からも良い教訓を得られると思います。
最低でも3年は勤めると、自分でも社会人としての自信がつくと共に、今後のライフバランスや転職を考える機会はあるのは当然です。
自分の強みや特技を見出し、見切りをつけて転職することは人生において好転にも繋がりますが、後悔しないよう同じ職場で役職を上げていくことも検討しましょう。