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接客や商品のレイアウトから、清掃、在庫管理、検品などの裏方まで、販売と店舗運営を行うアパレル店員。
コミュニケーション力、洞察力、ファッションセンス、対応力など複合的な能力が求められます。
ファッションが好きでこの道を志す方が多く、華やかなイメージもあって人気の職業でもありますね。
そんなアパレル店員を辞めて別の業界・業種に転職するには、どうしたらいいのでしょうか?
元アパレル店員18人の体験談・口コミを紹介しながら、転職を成功させる方法・コツを解説します。
アパレル店員の転職理由は「労働時間が長い」「給料が安い」
アパレル店員を辞めるのはどんな理由なのか、辞めたいと思ったきっかけはどんなものなのか、18人もの転職理由を独自に調べてみました。(複数回答)
1位 | 労働時間が長い・休めない | 10人 |
---|---|---|
2位 | 給料が安い | 8人 |
3位 | 人間関係 | 6人 |
4位 | 将来を考えて | 3人 |
5位 | 体を壊した | 2人 |
20代女性
20代女性
長時間労働や休日出勤の多さを理由に転職を考える方が多かったです。
アパレル店では接客だけでなく、店舗の清掃や商品のディスプレイ入れ替え、在庫管理などの様々な業務があります。
そうした仕事をこなすために営業時間の前後にも勤務時間が長く、とくに深夜までの残業が多いです。
また、来店の多い連休や年末年始など繁忙期など、休日出勤を求められることも珍しくありません。
どちらもアパレル業界の人手不足が要因ですが、だからといって個人の生活を犠牲にするのはナンセンス。
ライフワークバランスを考えるなら、転職したくなって当然です。
20代女性
20代男性
労働時間が長いのに、給料が低い傾向にあるアパレル業界。
労働時間に対して基本給が安いだけでなく、残業代や休日出勤の手当てがないというところもあり、給与面での不満は多く集まりました。
頑張って働いても給与に反映されないとあってはモチベーションも保てませんよね。
また、アパレル店員は商品を購入して身に付けますし、美容にも気を使います。
社販では補助や割引があるところも多いですが、実際にはかなり出費がかさむので、金銭的な悩みは他業種より大きいと言えるでしょう。
20代女性
アパレル店員は女性が多いためか、人間関係に悩まされた方もいました。
どうしても相性の良し悪しはありますし、他人を変えることはできません。
合わないと感じたら無理をして続けるよりも、転職で違う環境にチャレンジするのがおすすめです。
30代女性
キャリアアップのためや、現状では将来が不安だと感じたなど、将来を見据えて転職を決意したという意見もありました。
また、過酷な労働条件で体を壊してしまい、アパレル店員を続けられなかったという方もいます。
ただ、ファッションが好きでアパレル店員になった方が多いので、「仕事が合わない」「向いていない」というような理由で辞めた方はいませんでした。
アパレル店員を辞めた人の転職先は?営業職・事務職が人気
アパレル店員は、接客を主としてお客様の対応、店舗内の清掃や商品のレイアウト、在庫管理、経理、検品など多くの業務をこなします。
お客様と適切な距離でのフォロー、コーディネイトの提案をしたり、さりげなく店舗内をキレイな状態に保ったりと、そのときどきで柔軟かつ素早い対応が求められます。
そのため、視野が広く応用力があり、コミュニケーション力や忍耐力を併せ持つ人材が育つ傾向にあります。
アパレル店員からの転職では「柔軟な対応力や営業力」が大きな武器となるでしょう。
そんなアパレル店員を辞めて転職した方々の成功例から、辞めた後の転職先として人気の業種をまとめました。
営業職への転職成功例
20代男性
20代女性
アパレル店員から営業職へと転職した方は18人中7人もいました。
洋服や小物などファッションアイテムの販売が主なアパレル店員は、そのブランドの最前線にいる営業スタッフです。
その経験は、他の業界でも十分に活かせますね。
保険などの営業の場合、比較的業務時間の自由が利いたり、成績によってインセンティブがあったりといった点も魅力的です。
事務職への転職成功例
20代女性
20代女性
18人中5人が事務職へと転職しました。
事務職は、残業が少ない・土日休みの職場が多く、忙しいアパレル店員に比べて働きやすいと言えるでしょう。
子持ちの方や家庭との両立をしたい方にもおすすめです。
デスクワーク中心の事務職ですが、勤怠管理や請求書の発行、電話対応など幅広い業務をこなす場合が多いです。
他部署のフォローなどもあるので、自分で考えて動ける・その場ごとに柔軟な対応ができるアパレル店員の経験値は大いに役立ちます。
ほかには
- ホステス
- プール監視員
- Webデザイナー
- 幼児教室の運営
- カスタマーサポート
- 社長秘書
に転職した人がいました。ほとんどの人が派遣社員や契約社員ではなく、正社員として採用されています。
今回の調査では20代の方がほとんどで、幅広い職種へ転職していました。
しかしアパレル業界と同じくハードと言われる飲食系への転職者はいませんでした。
30代40代と年齢が上がるにつれ異業種への転職は難しくなっていくので、若いうちのほうが希望の職種を選べるでしょう。
アパレル店員からの転職におすすめ転職サイト・転職エージェント
アパレル店員を辞める人が希望する転職先は、人によってさまざまです。
ですから、いろいろな業界の求人が幅広く揃っている大手の転職サイトか転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。
まずは体験談でも利用者が多かったリクナビNEXTを紹介します。
「リクナビNEXT」には登録しておこう
「リクナビNEXT」は、780万人以上が登録している日本最大級の転職サイトです。
特徴は、5,000件以上というたくさんの求人から自分のペースで仕事を選べること。
しかも求人の大半は他の転職サイトで掲載されていない求人なので、リクナビNEXTは必ずチェックしておかないと条件の良い求人を見逃してしまいます。
また、すぐに辞めるつもりがなくてもリクナビNEXTには登録しておくのがおすすめです。
それは、企業からのスカウト機能があるからです。
「アパレルスタッフとしての実績」や「販売の現場で磨いた応用力」を自己PRした履歴書を登録しておけば、企業から直接オファーが来て、すぐに転職が決まるかもしれません。
相談したいなら「リクルートエージェント」
「リクルートエージェント」もリクルートが運営している転職成功実績No.1の転職支援サービスです。
リクルートエージェントでは専任のコンサルタントが、志望動機など履歴書の書き方から面接対策までサポートしてくれます。
就職活動・転職活動の経験が少ない人にとっては、いろいろ相談できて心強いサービスです。
リクルートエージェントも求人数は15万件以上あるので、いろいろな仕事から選べますよ。
アパレル店員からの転職で年収はキープできる?
全体的に年齢層が若く、平均年収が高くはないアパレル店員。給料を理由に転職を決める方も多いので、転職後の年収の変化は気になりますよね。
年収アップ | 9人 |
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ほぼ変わらず | 6人 |
年収ダウン | 3人 |
ほとんどの方は年収をキープ、あるいはアップさせられました。
年収が増えた人は40万~200万と大幅に給料が上がっています。100万以上アップした方は4人いました。
今回の調査では営業職に転職した方が多かったですが、営業成績によってはインセンティブをもらえることもあります。
アパレル店員時代のスキルを活かして好成績を狙えば、高収入も実現できるでしょう。
アパレル店員から転職して給料が上がる可能性は十分にありそうです。
アパレル店員を辞めてよかったところは「残業が減って休みが増えた」や「スキルアップ」
転職サイトや転職エージェントを使って別の仕事に転職した人が、実際によかったと感じているポイントをまとめました。
残業が減り、休日が増えた
20代女性
20代男性
プライベートな時間が確保できると、体を休めたり趣味を楽しんだりと、暮らしにハリが出ます。
しっかりと休み暮らしが充実することで仕事に対するモチベーションも高まりますよね。
人生において仕事は大切ですが、それが全てでは意味がありません。生活の質を高められる労働条件は重要なポイントです。
スキルアップできた
20代女性
20代男性
今回の調査では、未経験の職種に転職した方が多いです。
未経験者OKの求人も少なくありませんし、そういった職場は丁寧な指導が受けられて大きく成長できる可能性があります。
全く違う業種でも、アパレル店員としての接客や店舗運営のノウハウを活かせる場面もあるでしょう。
前職の経験に新しい知識や視点が上乗せされて、一回り大きく成長できたと感じる方は多かったです。
また、転職に際して海外留学をしたり、もともと興味があった分野の勉強をしたりと自分の能力をブラッシュアップした方もいました。
仕事が楽しい、やりがいを感じる
30代女性
「アパレル店員に憧れて就業した」「ファッションが好き」という方が多いですが、転職してみると意外と「向いてる!」と感じる職に出会えるかもしれません。
どうせ働くなら、より楽しくやりがいを感じられる職場で働きたいものですよね。
現職の不満を耐えるくらいなら転職を!
アパレル店員は、もともとファッションが好きでこの道を志した方が多いので、他の職種への転職は不安に感じることもあるでしょう。
しかし、毎日違うお客様に対応し、季節ごとのコーデやディスプレイの提案、経理や仕入れ、在庫管理などの裏方までをこなしてきた経験は、別の職場でも必ず活きてきます。
仕事は大切ですが、自分の健康や暮らしを犠牲にしてまでその職場にいなくてはならない、なんてことはありません。
小さな不満でもごまかして我慢せず、自分はどうしたいのか、どうなりたいのか本心を見つめて、今後を考えてみましょう。
特に若いうちなら、未経験の職種への転職もしやすく、給与や休日などの条件も希望に合ったものを見つけやすいです。
悩んでいるうちに時間ばかりたってしまわないよう、「いつか転職を」と考えているなら早めの行動がおすすめです。
アパレル店員を辞める時の言い方、タイミングは?
アパレル店員は人手不足に悩む店舗が多いので、「なかなか辞め時が分からない」「辞められない」と悩む方も多いはず。
今回の調査では、「退職の意思を伝えたら上司の態度がきつくなり職場にいづらかった」という体験談もありました。
しかし、職場にあなたを縛り付ける権利などありませんから、遠慮なく退社の意思を伝えましょう。
スムーズに退職するなら、繁忙期が終わったタイミングで、退職日の1ヶ月ほど前までに報告します。
言い方としては「他にやりたい仕事がある」「病気の療養」など、職場以外の理由を挙げるのがいいでしょう。
給料や残業時間など、職場の不満だと「改善するから」と引き止められてしまう可能性が高いです。
職場の人には対処できない理由なら納得してもらいやすいはず。
あまり考えすぎず、自分の意思を大事にしてください。
どうしても辞めさせてもらえない、伝えられないと言う場合には、退職代行サービスを活用するのも一つの方法です。