アパレルスタッフを辞めたかったスカラベさん(28歳・男性・埼玉県)が転職した体験談です。
仕事内容 | カジュアルウェア販売店の販売員から不動産会社の営業に転職 |
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年収 | 300万円から320万円にアップ |
服飾系専門学校卒業後、アパレル販売員に
服飾系の専門学校を卒業した私は、ショッピングモールや駅ビルを中心に出店している某カジュアルブランドの販売員に就職しました。
元々はバイヤーを目指していたのですが、最終的には販売員のまま退職する運びとなりました。
仕事内容としましては、基本的には接客が中心です。
来店したお客様へのお声がけ、試着のお助け、洋服のお畳み、マネキンの飾り付け、popの製作、レジ業務、棚卸しなどを行います。
その他にもお店の営業に必要な業務は、掃除から買い出しまで細かいことまで何でもします。
一応、専門学校で学んでいたものですから、アパレル関係の仕事の下地はありました。
しかし、対人間の職場ですから色々と難しい部分はありました。
やりがいも感じていたけど、上司との折り合いが悪くて
転職の理由は、やはり人間関係です。
仕事自体はそれなりに熱中しましたし、やりがいも感じていました。
勤務体系としましては基本的にはシフト制で融通が利きましたし、給与面にもさほど不満はありませんでした。
お客さんと接することにも喜びを感じていましたし、何よりもファッションが大好きでした。
しかし、直属の上司との折り合いが悪かったのが、結局は退職の直接の原因でした。
その上司とは入社以来の上下関係だったのですが、同じ新入社員の中でも、私には特に辛辣に接するようなところがありました。
人によっては、それは期待の表れだと言うのかもしれません。
しかし私には一貫して、ある種の底意地の悪さが感じられ、どうにも我慢なりませんでした。
知人に紹介された不動産屋に就職!
まずはタウンワークやフロムエーなどの求人誌で仕事を探しました。
転職を決意してからは、一刻も早く会社を辞めたい気持ちだったので、藁をもすがる気持ちで、それらの求人誌をチェックしました。
いくつか興味を持った会社があり、実際アプローチして履歴書を送ったり、面接をしたりしました。
運送会社や製造工場など職種にこだわらず、いろいろな会社で迷いました。
でも、最終的には、知人から紹介された不動産屋へ就職することとなりました。
まず、やはり給与面にはこだわりました。
以前の職場と同等かそれ以上の給与がもらえる会社が良いと考えていました。
あともう一つは、仕事のやりがいです。
私は接客が割合好きなので、以前の仕事のスキルも生かせるような接客がある仕事が良いなと漠然と考えていました。
無職の期間は、収入がなく心もネガティブに
悩んだことは、やはり無職の期間の不安定さです。
なんとなく昼間からフラフラしているのがバツが悪いと言いますか、所在ない心持ちになりました。
何も悪いことしているわけではないのに後ろめたい、後ろ指を指されているような、そんな気分です。
ちょっとネガティブな思考にはなります。
現実問題としましては、収入がない期間があったことが問題でした。
もちろん、生活費は自ずとかかるからです。
そこは私がうまくやりくりすればよかったんですけど、色々思うところはありました。
人間関係良好、大変だけど毎日楽しい!
転職先の仕事内容は、不動産屋の営業スタッフです。
基本的は事務作業と接客が業務の中心です。
内覧希望のお客さんと街のいろいろな物件をまわるのは、なかなか楽しくもありスリリングでもあります。
私はまだ駆け出しのペーペーですので、不動産に関するあらゆる知識を身につけなければなりませんし、そもそもの建築のことも学ばなければなりません。
覚えることがかなり多く、大変といえば大変です。
習うより慣れろの精神で毎日楽しく過ごさせてもらっています。
今の所、人間関係も良好で、職場の方にはよくしてもらっています。
同年代が多いということもあり、飲み会やボウリング大会なんかも度々あって、かなり雰囲気の良い会社だったりします。
仕事に没頭できて自分の成長も感じられる
先ほど書いたことと重複しますが、きっかけは知人の紹介です。
その会社に決めた理由は、彼から聞いたその会社の社風や待遇が、私にはかなり魅力的に思えたからです。
また、私自身がそもそも不動産業界に興味があったことも一因です。
転職してよかったことは、どうでも良いことに思い煩う時間が減ったことです。
というのも、以前の職場では上司との人間関係にかなり悩ませられました。
今思えば、パワハラまがいのことも多々ありました。
当時はそれに対処する知識も受け流すスキルもなかった私は、円形脱毛症になりかけるほどネガティブになっていました。
しかし、今はシンプルに仕事に没頭できていますし、いうことありません。
自分自身が日々成長しているのも感じられますし、大変満足しています。
不満をあげるならば、休みが取りにくいことでしょうか。
普通、不動産業界は水曜日が休みなものですが、私が勤める会社は基本的に年中無休で営業しています。
そのためシフト制ではあるものの、なかなか希望が通らず、特に年末年始などは休みが取りにくいです。
それが最大にして唯一の難点ですね。
嫌な仕事を続けるのは、百害あって一利なし!
まず、転職を決めたら覚悟を持って行動に移すことが大切です。
考えているだけでなく、行動に移すこと、これが肝心要の肝です。
一度きりの人生において、仕事というのはかなりのウエイトを占めています。
嫌な仕事を無理して我慢して続けるのは、まさに百害あって一利なしです。
勇気と覚悟を持って転職の一歩を踏み出しましょう。