アパレルスタッフを辞めたかったなるさん(25歳・女性・愛知)が転職した体験談です。
仕事内容 | 呉服屋の販売員から人材派遣会社の営業職に転職 |
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年収 | 500万円から400万円にダウン |
新卒で入社、2年で店長になり年収も一気にアップ!
大学卒業後、新入社員として入社しました。
具体的な業務内容は主に着物の販売、接客をし、店内のPOP作成やDM作成などの事務作業もあります。
着物が高額ですので、まずはお客様と仲良くなり、自分を売り込んでいくような営業スタイルでした。
自分の提案がお客様に通じ、購入に至った時はとても嬉しかったのを覚えています。
大手企業の100%子会社の会社でしたので、それなりに名も通り販売はしやすかったと思います。
またインセンティブ制度や、若い方が多いので昇給もわりとすぐにでき、モチベーションは保ちやすかったです。
私の場合は2年で店長にさせて頂いたので年収も一気にアップし、若いうちから管理職に携わらせて頂いたことはとても感謝しております。
結果として3年務めました。
残業が100時間超え…うつっぽい状態に
辞めようと思ったきっかけになったのは、残業が月100時間を超え、少しうつっぽい状態になったことでした。
それまでがむしゃらに働いていたのであまり気にしていませんでしたが、たまに会う友人にはげっそりと痩せているよと言われ、危機感を覚え転職活動を開始しました。
アパレルや販売の業種は土日休みでないことも多く、友達や家族と休みが合わないことから孤独感に苛まれたこともありました。
また1店舗少人数のシフトで回しているため、長期連休が取れず、大好きだった海外旅行に行けなかったことも大きな要因です。
次、転職するなら必ず休みはもちろん有給もきちんと取得でき、GWやお盆、年末年始が休みの仕事を選ぼうと強く思いました。
エージェントに登録、翌日から本格的な就職活動がスタート
まずは情報を集めようと思い、DODAを始め色々な転職サイトに登録をしました。
登録後すぐにDODAのエージェントサービスの方から電話があり、実際に会ってお話をしましょうと申し出がありました。
翌日指定されたオフィスに出向き、今後の流れなど説明をして頂き、本格的な就職活動が始まりました。
その後はエージェントの方がご紹介してくださる会社に15社ほどエントリーし、選考を重ね、最終的に5つの会社から内定を頂くことができました。
転職先に求めた条件は、まず、完全週休二日制で長期休みがあり、有給消化率の高いところです。
また年収をあまり落としたくなかったので年収400万以上の案件で選びました。
女性が働ける環境も重視したかったので、育休率、復帰率の高い企業で絞っていました。
やりたい事が分からなくて…
私の場合は条件面で主に絞っていた部分が大きかったので、本当にやりたい事が分からなかったことです。
面接で志望動機を聞かれる度に、正直思い入れもなかったのでありきたりの志望動機しか言えずに苦戦をしていました。
また内定を複数頂いてからも何を基準に選んで良いか分からず、ネット上の企業の評判の情報ばかり気にしすぎてなかなか行きたい会社が定まりませんでした。
最終的に決めた会社も「本当にここが自分に合ってる会社なのかな?」という疑問を抱きながら決定しました。
人材派遣会社の営業として
人材派遣会社の営業をしておりますので、企業と求職者の間を取り持つ仕事になります。
主には企業からの人を探している求人案件を取ってこなければ話が始まりませんので、まずはビルに飛び込み営業をかけ、新規でのお取引受注のために頑張ります。
求人案件を受注できたらコーディネーターと打ち合わせをし、どんな人がこの企業に向いているのかを話し合い、人選をします。
そしてスタッフさんに企業を紹介し、実際に職場見学という名の顔合わせの場をセッティングします。
派遣スタッフさんは基本面接は行いませんので、営業が代わりに派遣スタッフを紹介し、入社を斡旋します。
無事入社が決まりましたら、その後派遣スタッフさんに気持ちよく働いて頂けるようにフォローしていくのも営業の仕事です。
完全週休二日制になり、プライベートが充実!
1番女性が働きやすそうだったからということと、唯一、面接をしてくださった方が年配の方だったからです。
他の会社はみな面接官が若い方ばかりで、ひょっとして歳をとるにつれて居場所が無くなり退職していく会社なのかなと思ったので、入社を決めました。
まず、よかったことは、休みが取得しやすく完全週休二日制になりましたので、友達と休日も会うようになり、プライベートが充実したことです。
営業なので受注が取れたりするととても嬉しいですし、やりがいを感じます。
チーム制なので達成感も感じやすいかと思います。
想像と違ったことに関しては、商品=人材なので、せっかく苦労して派遣スタッフを企業さんに紹介してもスタッフの都合で急に辞められたりし企業さんにご迷惑をかけてしまうことです。
また働いていると派遣スタッフさんはストレスを沢山溜め込み、大きなトラブルに発展することもあります。
その時は、例え休みの日であっても、企業に駆けつけたりスタッフさんの悩みを聞いたりと、案外気が休まらないのが辛いところです。
また、愚痴を聞いているとこっちまで精神が辛くなってきてしまうのは誤算でした。
やりがいある仕事なのかは、入社してみないと分からない
土日休みになりたい!というだけで販売接客から異業種を目指す方は多いかと思います。
ただ、隣の芝生は青く見えるだけで、その仕事が楽しいのか、やりがいがあるのかは入社してみないと分からないところがあります。
もし、今の販売接客の仕事が楽しいと感じているのであれば、そのまま販売接客の仕事のプロを目指す方が良いかもしれません。
販売接客が向いてないなと思う方は、思い切って異業種に飛び込んでみるのも、新たな自分の才能の発見があり、良いと思います。