友人からの電話がきっかけで転職できた|アパレルスタッフを辞めたい人の転職体験談

アパレルスタッフを辞めたかったりんりんさん(23歳・女性・福岡県)が転職した体験談です。

仕事内容 レディースファッションのデザイナーからホステスに転職
年収 350万円から400万円にアップ

幼い頃からの夢、ファッションデザイナーに!

幼い頃からファッションデザイナーになりたくて、中学からデザイン科のある高校を受験する為の努力をし、高校、専門とずっとデザイナーの勉強をし、資格をとり、やっとなれたファッションデザイナーでした

役職者の直属で働いていたので、週に1000万ほどの予算を扱うのは当たり前で、毎週毎週本部での会議にも参加、考えられないほど多くのデザインをしてきました
店舗立ち上げ時はスタッフへの商品説明や、売り場作りのため全国を回りました。

デザインする上では現場が1番と、常に出張し他店リサーチを欠かさず、直営店でのスタッフやお客様の声を拾う事もしていました。
品質管理も業務の一環でしたので、不良品が出た時に店舗では対応出来なかったお客様のクレーム対応までしていました。

直属の上司からの嫌がらせがひどく…

当時、私が直属で付いていた専務の執拗な嫌がらせがありました
今で言うとパワハラに十分な程該当するのですが、当時はまだまだそのような言葉は出回っておらず、同期に心配される毎日でした。

そして、唯一の休みだった日曜日でさえも朝6:00から迎えに来られ、近隣の県外店舗へ連れて行かれるようになり、休みはおろか、寝ることも儘ならぬ生活を送っていました

そして、同じ事務所勤務だったマネジャーも、機嫌が悪いとファイルを投げつけたり、人のデスクに生地スワッチを山積みに出してそのまま放置といった具合で、自分のマネージメントすらできていない人でしたので、相談役にもならず…。

しかしながら業績の良かった大きな会社でしたので、経験経験と我慢して働いていた所、当時の社長が退き、専務社長へ…との話が本格化したのでそれを機に辞めました。

しばらくアパレル業界から離れたくて

当時、友人に頼まれて、急遽、ホステスさんのヘアセットをしてあげたのがきっかけで夜の世界の事務所へ行き来するようになり、ある時フロアーに出てみないかと誘われたのがキッカケで、クラブでバイトする事がたまにありました

とりあえず日中の仕事を辞めたかったので、特に転職活動はなく、そのままスライドする形でホステスになりました。
しばらくアパレル業界から離れたかったので、夜いて生計を立て、気持ちが癒えた1年後に、再びファッション業界へ戻り、他社でファッションデザイナーとしての勤務に戻りました

転職先に求めたのは、気を張らずにリラックスしてできる仕事で、給料が良いものです。尚且つ歩合という形で、自分の努力が報われれば…と思っていました。

ただ、私にとってはこの転職は「自分を癒す」という期間でもありましたので、強い希望条件があったかと言うとそうでもありませんでした。
強いて言うなら、お触り無し!いかがわしい事は絶対にダメ!と思っていたので、友人からの繋がりで、きちんとしたクラブで働かせてもらいました。

特別に悩んだりはなかった

転職活動といいますか、若干掛け持ち状態で働いていた期間がそうなるのですが、その期間中にアパレルの会社でのお取引先様が接待にいらしたりして、慌てて控え室へ逃げ込んだり、席に入ろうとしたけど「ヤバイ!」と咄嗟に別の席に入って、ボーイの指示無しで勝手に女の子と入れ替わってもらったりというエピソードはあります。

しかし、友人の繋がりがありましたので、かなり融通を利かせてもらい、自分のペースで入らせてもらえましたので、特別に悩んだりはしていませんでした

キャストにつくよりも、裏方の補助のほうが楽しい!

仕事内容は至って簡単で、お客様のおもてなしです。
接待などでご利用される方も多いので、常識的な言葉使いと、仕草ができれば、後は聴き手となり、相づちを打ちながらお酒を飲むだけです。

ただ私はそれだけでは物足りなかったので、お店のチョットした料理や、お酒のセットを用意してくれていた姐さん(おばあちゃん)のお手伝いと、フロアーのお掃除も少しだけさせて頂いています

それがきっかけで覚えた料理もあり、今ではキャストにつくよりも、裏方の補助に入る方がとても楽しい時間となっています
女の子ばかりの職場ですが、それぞれに事情があったりするのだろうな…と言った感じで、深く詮索はしないのですが、お酒のペース配分や、飲めない子のフォローなどをお互いにするので、雰囲気はとても良いお店です。

ファッション業界への復帰を心に決めて

元々、ファッション業界でファッションショーなどもこなしていたため、クラブの専属のヘアメイクさんが病欠してしまったピンチヒッターとして呼ばれたのが全ての始まりです。
そこから友人に頼まれて何度か手伝いをするうちに、接客もそんなに難しくなかった事と、座ってお喋りしながらお酒を飲むという流れが、妙に心地よかったので、繋ぎとしてクラブに決めました。

ただただ良かったと思います。
繋ぎのお仕事とは言え、お給料も高く、今までの1/3ほどの勤務時間しか働いていないにも関わらず、同じくらいの収入がありました

それでもいつかはファッション業界への復帰を心に決めていましたので、あまり深入りはせずに、サラリと業務をこなす感じで勤めました
想像と違ったところもなく、抵抗なくお仕事できたので、満足できなかった事なども特別コレといってありませんが、敷いてあげるとすれば、貸し出しのドレスが汚れていて、レンタルするのが嫌だったので、たくさん購入していました。

ドレスの値段はピンキリなのですが、前職がファッションデザイナーということもあり、縫製や生地感が気になり、結構お値段がするドレスを購入していたので、そのあたりは想像と違い、満足できなかった部分と言えるでしょう。

どんな事にもアンテナを張って!

どんな事にもアンテナを張って、今ここにある自分がキツイからと、周囲の人を邪険にしないでください
思いもかけないお友達からの連絡で、次なる何か次に繋がる事柄を手にできるかもしれません。

私はあの日かかってきた1本の電話を一生忘れられないと思います。
その1本の電話から、私は大好きなファッション業界で傷付いてしまった心を癒す時間がもてました

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